■ヴァンフォーレ甲府
勝利のカギは90分の“デザイン力”
甲府は右ウイングバックのジウシーニョが今節は出場停止により不在で、代役が一つの焦点になる。中央、サイドの両方に強みを持つ広島は「良さを消すだけに集中したら、無得点に抑えることができない」と城福監督が評する相手。今週の紅白戦ではフィードの質が高い畑尾、推進力のある橋爪を右に置いて攻めに出る布陣が試された。一方で青山、松橋の両ベテランで手堅く試合を運ぶ手もある。二つの選択肢を持ちつつ、「90分をどうデザインしていくか」(城福監督)を追求する一戦だ。(大島 和人)
■サンフレッチェ広島
無冠決定も、緩んだ空気なし
ナビスコカップ決勝で敗れて今季の無冠が決定した。一方でJ1残留も決まっており、広島はモチベーションを保ちにくい状況だが、練習場の空気は締まっている。19日はハーフコートで9対9の実戦形式を実施し、主力とサブが混合したチーム同士が激しいバトルを繰り広げた。代表戦を終え翌日から合流した塩谷が「3試合でも成長できる。無駄にしたくない」と語れば、ここまで無得点の浅野は「甲府戦で絶対にゴールを取る」と鼻息は荒い。モチベーションを危惧する要素は見当たらない。(寺田 弘幸)