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J1リーグ 第33節
11/29(土) 14:00 @ ヤンマー

C大阪
1
0 前半 1
1 後半 3
試合終了
4
鹿島

Column 試合前コラム

07年の奇跡。その伝統は継承中

2014/11/28 12:16

07年の大逆転優勝時との共通点

 残り2節、首位・浦和との勝ち点差は『4』。07年の大逆転優勝時も同様、勝ち点差は『4』だった。ほかにも現在の鹿島の状況は似通っている部分も多い。ここでは、チーム内での7年前との共通点を挙げた。

1. シーズン終盤に高まる一体感
2. 前からボールを奪う守備の復活
3. 60得点、失点37の攻守のバランス

 シーズンが深まるにつれて、重要になるのはチームとしての一体感だ。ここ一番で力を発揮するためにはどんな優れた技術や戦術があろうとチーム一丸となって戦えなければ勝利することはできない。今季、トニーニョ・セレーゾ監督はメンバーを固定して先鋭化するのではなく、全体の戦力が底上げするように計らってきた。練習で戦術を施すときは必ず主力だけでなくサブにも同じことをやらせる。ベンチメンバーの構成にも気を配り、蚊帳の外に置かれる選手がないよう特に気を遣ってきた。

 勝っているときは良いが、結果が出なくなったとき、鬱積した不満が一気に噴出するとチームは立ち直れなくなる。いくつかのライバルチームはそうして優勝戦線を脱落した。鹿島もG大阪、柏に内容で上回りながら連敗する苦しい期間を味わったが、そこで踏みとどまったのも一体感があったからこそ。全員で難局を乗り切った経験は、より結束力を高めた。

「このままラクに勝たせるか、という意地がある」と言うのは鈴木満常務取締役兼強化部長。07年の9連勝を知る選手たちはもう少ないが、奇跡を成し遂げた自信は不思議と若手にも受け継がれている。目の前の試合にすべてをぶつける集中力の高さは当時と同じ。さらに07年は小笠原加入によって完成したコンパクトな守備が、日本代表を経験した昌子によって復活。昌子の積極的なラインコントロールに支えられ、高い位置からボールを奪える往年の守備が戻ってきた。

 現在の60得点、得失点差+23というのは07年のシーズン終了時の60得点、得失点差+24に迫る数字。ダヴィ離脱前に1.91あった1試合平均得点も、離脱後は1.75と最低限の下げにとどめた。勝つしかない状況は若い選手たちを縛るのではなく、試合に対してよりシンプルに向かう助けとなっている。( 田中 滋)

EG 番記者取材速報

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