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J1リーグ 第33節
11/29(土) 14:00 @ ヤンマー

C大阪
1
0 前半 1
1 後半 3
試合終了
4
鹿島

Preview 試合プレビュー

長居の地で相克する、桜の意地と鹿島イズム

2014/11/28 15:11

■セレッソ大阪
攻撃に光。逆転残留のため、ホーム最終戦で状況を変える勝利を目指す
 昨季のホーム最終戦も、相手は鹿島だった。当時のC大阪は優勝の可能性を残していたが、その試合に敗れたことで、優勝の可能性は消えた。今季は、鹿島が優勝の可能性を残して長居へ乗り込んでくる。C大阪としては昨季の借りを返すと同時に、残留の可能性を最終節へつなげたい。今節は、負ければ他会場の結果にかかわらず、J2降格が決定する。
 勝利するために得点が必要な一戦を前に、攻撃に光が見えてきたことは好材料だ。メンバー配置を修正して臨んだ前節の仙台戦(3△3)では、2トップの一角に入った南野がトップ下に降りてボールを受け、杉本が右サイドで起点になった。そうしてバイタルエリアのスペースをうまく使いながら、前向きにボールを持った扇原と長谷川が中盤で時間を作り、高い位置を取る左サイドの楠神と丸橋を有効活用した。仙台DFの寄せの甘さに助けられたとは言え、C大阪らしい攻撃力を随所に発揮し、カカウの個の力も融合して3得点を奪った。「モビリティーのある攻撃、ゴール前でのアイディアが足りない」。これは常々、大熊監督が話していた課題だが、就任から2カ月半、練習でも3人目が連動する動きが生まれてきている。
 攻守に組織立った鹿島相手にも、「守備に追われる時間を減らして、攻撃で力を発揮したい」と杉本は話す。ただし、攻撃にかかる一方で、“軽い”失点は致命傷になる。前々節の甲府戦、仙台戦と、「不用意な形からの複数失点」(大熊監督)が続くだけに、守備陣の粘りも勝利には欠かせない。パスの出どころである小笠原と柴崎へのチェックを怠らずに行うこともポイントになる。下部組織出身の生え抜きである扇原は、今節を前に、「1年間、苦しい思いをさせてしまったサポーターの皆さんの前で、勝つことだけを求めて戦う」と語った。奇跡の逆転残留へ。「この試合で勝ち点3を取れば、状況は変わる」(大熊監督)ことを信じて、C大阪はホーム最終戦に臨む。(小田 尚史)

■鹿島アントラーズ
ベストメンバーが戻る。リラックスした状態で、得意とする長居へ
 横殴りの雨がガラス窓を叩いた水曜、練習スケジュールは急きょ室内でのトレーニングに変更された。大事な一戦に向けた準備を1日浪費したと言えなくもないが、たった1日で何が変わるわけでもない。その26日、いつもとは違い手を使ったバスケットボールに興じる選手たちからは笑顔があふれ、歓声が何度もあがる。緊張感高まる優勝争いの挾間にふと訪れた息つく瞬間。良いリフレッシュになったようだ。
 累積警告により出場停止だった植田が復帰し、急性胃腸炎に苦しんだ小笠原も元気な姿を見せており現時点でのベストメンバーがそろう。対戦するC大阪には前半戦で敗れリーグ戦での連勝は『6』でストップしたが、長居では3連勝中。かつては苦手としたスタジアムだったが11年、12年と連続でゴールを挙げた小笠原が、その苦手意識を払しょくした印象は強い。前節、苦悶の表情を浮かべながらのプレーから一点、ケロリと復活した主将が07年の再現に向けてチームをけん引する。
 そのために大事なのは守備。ディフェンスラインを高く保ちコンパクトな布陣を敷く戦いは、高さを武器とする1トップがいないチーム相手でも有効だ。植田が戻ると思われる最終ラインが、前節・川崎F(2○1)戦同様の大胆さと緻密さを見せることができるか問われている。その植田は「コンパクトに守るという意識にみんなが変わっていると思う。それを持続してやっていきたい」と、同じような戦いで臨むことを示唆した。
 前節はミスが多い展開を我慢強く戦い、前半終了間際に遠藤のゴールで先制点を挙げてラクな展開となった。もちろん今節も、先に得点することが試合を優位に進めるためには有効だ。しかし、例え先に取られても相手には“この1点を守りたい”という心理が生まれやすい。それを考えて戦うことができれば、追い詰められるのはむしろC大阪となる。恵みの雨を活用し、余裕を持って決戦に挑む。(田中 滋)

EG 番記者取材速報

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