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J1リーグ 第34節
12/6(土) 15:30 @ アイスタ

清水
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試合終了
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甲府

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王国の危機。優位な条件を味方に付けろ

2014/12/5 15:24

■清水エスパルス
神頼みではない。次は自力で残留を決める
「サッカーの神様が『まだJ1でやれよ』と言ってくれているのだと思う」(大榎監督)。
 前節・柏戦で1-3と完敗を喫したあと、チームは深い闇に包まれたが、残留を争う大宮が後半ロスタイムに失点し敗戦。これで光が見えてきた。今節、清水は勝ち点1以上を取れば残留が決まる。
 だが、それでチームの問題が帳消しになったわけではない。柏戦ではボールへのプレッシャーが甘くなり、失点を積み重ねていった。「自分たちが『ブロックを作ってスタート』というと、なぜかボールに行かなくなる」と大榎監督も頭を抱える。今週の練習でも、「もっとボールに行け!」と声を荒げるなど、基本の確認が急がれている。前節、試合途中で体調不良を訴えた竹内ら、若干のメンバー変更も視野に、甲府との最終節に向けて修正することになった。
 清水はどう戦えばいいか。この最適解を見付けることは難しい。引き分け狙いで戦うには危険が伴う。これまでも、受け身になった状況で守り切れたことは少ない。かと言って、激しく前からプレスを掛ければ、甲府のカウンターの餌食になりかねない。打ち合いとなるような試合はもってのほかだ。攻守において、リスクの少ない選択をしなければいけなくなる。そこが清水の最大の敵だと言える。
 ただ、最後に残るのは相性の良さ。甲府とのリーグ戦通算対戦成績はこれまで8勝1分。一度も負けていないということは心強いデータだ。
「J2では2度と戦いたくない」。昨季まで3年間で、J2の3チームを渡り歩いた長沢の言葉には重みがある。「サッカーの神様」に頼りっぱなしではいけない。次は自分たちで残留を決める。(田中 芳樹)

■ヴァンフォーレ甲府
指揮官は“不用意な攻撃”の排除に勝機を見る
 6戦無敗の良い流れで最終節を迎える甲府だが、清水にはこれまでリーグ戦未勝利。城福監督が率いた直近の2シーズンも、0勝3敗に終わっている。それぞれの試合内容は決して悪くなかったのだが、城福監督は「必ず理由がある」と言い切る。
 指揮官は「勝ってない相手でも『やれそうだ』という感じが、不用意な攻撃につながる。そこで点を奪われている」という精神的な“落とし穴”を指摘する。選手にはどうしても、勝てていないことへの過剰な意識がある。“行ける”という手ごたえが、逆に守備から入るスタイルのバランスを崩してしまっている。そこが過去の清水戦から得た教訓だ。
 要はいつもどおりのサッカーをするということだ。城福監督も「奪われた瞬間の切り替えから、戻りの準備まで、張り詰めた感じでやれればそんなに失点はしない」と積み上げた守備力への自信を口にする。
 その上で勝ち点1を『3』にする手段は攻撃だ。いまの甲府は盛田や阿部拓の起用で前線にボールの収まりどころが生まれ、攻撃の厚みが生まれている。この二人に石原を加えた“百歳トリオ”による息の合った崩しが、甲府の新たな強みとなっている。
 加えて清水戦を前にした紅白戦では「コンディションが相当戻ってきた」(城福監督)というキリノや、抜群のスピードを持つ特別指定選手・伊東純也(神奈川大)が主力組で試された。勝ち点1をもぎ取るシビアな戦いを見せることもある甲府だが、すでに残留を決めた今節は、清水から勝ち点3を奪うことに専念できる。城福監督も「終盤に勝ち点1の状況であれば、アクセルを踏むような感じにしたい」と積極的な試合運びを示唆していた。(大島 和人)

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