Match 試合速報

J2・J3入れ替え戦
12/7(日) 12:30 @ 県立丸亀

讃岐
1
0 前半 0
1 後半 0
試合終了
0
長野

Column 試合後コラム

[讃岐]FW 33 木島良輔 男気の人、キジさん

2014/12/10 14:37

 やはり最後に決めたのはこの男だった。チームのバンディエラであり、頼れる兄貴、木島良輔だ。

 今季は度重なるけがに悩まされた。しかし、この35歳になるベテランFWは、いったんピッチに立つと衰えを感じさせないキレで魅せてきた。そして、この試合でも。71分、守備陣の裏を突く大好物のロングボールに反応し、そこで相手CBと対峙。上背のない木島はボールの着地点近くで一度相手に体を預けながらも高さでは競り合わず、くるりと軽い身のこなしで相手をかわして見事に抜け出た。そのままGKもかわし、シュートコースに入ったDFの動きも見極めて左足を振り抜いた。値千金の決勝ゴールが決まり、チームメートらが木島の上に折り重なるように乗りかかって歓喜の祝福。今季、最も手荒い祝福だったが、このゴールの持つ意味を考えれば当然のアクションだった。

 歳は取ってもいつまでも木島は“悪ガキ”のままだ。その能力を誰もが認めながらも、過去には純粋過ぎるがゆえにストレートさを極めるその言動が災いしたこともあった。しかし彼はいま、この讃岐の象徴であり、チームをけん引する存在。やや異質ながらも悪ガキなりのキャプテンシーを見せてチームを束ねてきた。シーズン序盤、けがで復帰のメドがたたない時期でも練習の輪に加わり、チームメートに対し時には厳しい声を上げ、時には精神面のフォローもした。一見した立ち振る舞いは優等生ではないが、単なる“怖い3年生”でもない。善行も鼻にかけないその男気ある人柄をチームメートらは“キジさん”と慕ってやまない。

 プロ17年目。多くのチームを渡り歩いてきたが、キャリアの晩年に差し掛かる年齢になってようやく腰を据えて戦えるチームを見付けたのかもしれない。 (松本 隆志)

木島 良輔(きじま・りょうすけ)
1979年5月29日生まれ、35歳。167cm/66kg。千葉県出身。長生中→帝京高を経て98年、横浜FMに加入。ベルグラーノ/アルゼンチン、大分への期限付き移籍を経て大分に完全移籍。その後東京V→熊本→町田→松本→東京V→を経て13年讃岐に加入。J1通算64試合出場3得点、J2通算125試合23得点。

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会