負傷箇所は順調に回復。代表入りの心境にも変化
J1第19節・FC東京戦で右ひざを負傷した山口蛍はその後、一度は復帰を果たすも、練習中に再び同箇所を痛め、9月26日、右ひざ半月板の手術に踏み切った。手術後は都内の国立スポーツ科学センターにてリハビリを行っていたが、11月23日にチームへ合流。シーズンが終わった現在もボールを使ったトレーニングを続け、負傷箇所は順調に回復している。現在の状況について、「12月中に全部できるようになる」と本人が話すように、完全復活は間近だ。C大阪のJ2降格に伴い、来季の去就も注目される中、国内からのオファーに対しては断りを入れている。
アギーレジャパンについては、「けがをしてからは、意識していない」と話していたが、アジア杯の予備登録メンバーに入ったことで、「(本大会のメンバーにも)選ばれてもいいように、準備したい」と心境にも変化が見られた。けがからの復帰直後という状況を考えれば、選出の可能性は極めて低い。それでも、来年以降、どこかのタイミングでは呼ばれるはずだ。昨季、山口は7月の東アジア大会でA代表に初選出されると、日本の優勝に貢献。MVPに選定された。その後もメキメキ頭角を現すと、ブラジルW杯では2試合の先発を含む、全3試合に出場した。自身を登用してくれたアルベルト・ザッケローニ前日本代表監督に対しては、「感謝している。今後も、『蛍を選んで良かった』と思ってもらえるようなプレーをしたい」と語っている。アギーレジャパンのレギュラー争いにどう加わっていくか。アジア杯以降も“、中盤のダイナモ”の動向には注目したい。(小田 尚史)
山口 蛍(やまぐち・ほたる)
1990年10月6日生まれ、24歳。三重県出身。173cm/72kg。C大阪U-15→C大阪U-18を経て2009年にトップチーム昇格。ブラジルW杯は全3試合に出場した。J1通算102試合出場10得点。J2通算3試合出場。国際Aマッチ15試合出場。