
Jリーグで見せた対人守備の強さを、代表でも見せたいところ
武器は対人守備、ラインコントロールと素直さ
けがによる代表辞退、その後に選出されるも不出場。今回の昌子源の選出は軽いサプライズだろう。しかし、ハビエル・アギーレ監督から言われたことを忠実に実行しようとする素直さは昌子が一番かもしれない。「セレーゾ監督とアギーレ監督が言っていることはほぼ一致していた。カウンターのピンチになったらプレーを切るとか、ペナルティーエリアにラインを下げないとか」。代表から帰ってきた昌子は、鹿島でも積極的にラインをコントロール。ペナルティーエリア内に下がらないよう必死に指示する姿が見られ、その意識がプレーに表れた。ただし、それだけならちょっとクレバーなCBに過ぎない。トニーニョ・セレーゾは言う。「昌子は接触をイヤがっていた。CBの基本的役割は人をつぶすこと。FWに何もさせないのが第一の役割」。「ファウルをしないCBなんてあり得ない。オブストラクションという守備技術がある。相手を削るのではなく、体をぶつけて倒しプレーを止めることができない選手が多い」。
CBの役割を2年間みっちり教え込まれた昌子。今季リーグ戦全試合で先発し、相手FWに体をぶつけてつぶしながら、受けた警告数はたったの4回だった。(田中 滋)
昌子 源(しょうじ・げん)
1992年12月11日生まれ、22歳。兵庫県出身。米子北高から11年に鹿島加入。今季リーグ戦全試合に出場。10月、A代表に初選出されるも負傷で辞退。11月に代表復帰を果たした。