「組織を越えてきた唯一の選手」(大島記者)
エル・ゴラッソのJ1担当記者のMVP投票で最も票を集め、MVPに輝いたのはG大阪を大逆転優勝に導いたFW宇佐美貴史。序盤はけがのため出遅れたが、W杯中断後はブラジルW杯のピッチに立てなかった悔しさを晴らすかのようにゴールを量産した。第15節・甲府戦(2○0)からの5試合では4得点を挙げ、チームを5連勝に導いた。この5連勝でG大阪は降格圏の16位から一気に5位まで浮上している。この5連勝なくして優勝はなかった。この期間にG大阪と対戦した甲府担当の大島和人記者は「甲府は組織で守って守備の良いチームだが、その中で組織を越えてきた唯一の選手。一番不条理さを感じた選手」と宇佐美の能力にあらためて驚かされた様子だった。C大阪担当の小田尚史記者も「中断明け、G大阪の攻撃の迫力が増したのは、宇佐美選手のおかげ。誰が出ても変わらないと言われているが、宇佐美選手だけは違った」と優勝への貢献度を強調する。
一方でG大阪担当の下薗昌記記者は宇佐美ではなく、GK東口順昭に票を入れた。その理由を問うと「僕も宇佐美選手は代表に入るべき才能の持ち主だと思う。ただ今季に関しては終盤の大事な試合で点を取れなかった。あの程度で満足されては困るレベルの選手」と厳しい答えが。来季は誰もが認めるMVPとなれるか注目だ。