Feature 特集

92年組の二人が盛り上げた今季のJ1/ 2014 EG AWARDS J.LEAGUE DIVISION 1

2014/12/19 17:27



敢闘賞は盛田剛平。38歳で成長を示す

 今季のEGアウォーズは本紙平均採点、記者の投票をもとにエル・ゴラッソ編集部が独自の視点で各賞を選出した。今季はG大阪が最後に大逆転優勝を成し遂げるという劇的な結末だったこともあり、選考はかなり難航した。

 その中で注目のMVPはG大阪のFW宇佐美貴史に決まった。優勝したG大阪勢に票が集まったが、その中でも最も多くの票を集めたのが宇佐美だった。「終盤の大事な試合では得点を奪うことができなかった」(下薗昌記記者/G大阪担当)という厳しい意見もあったが、「宇佐美がいなければ優勝はなかった」(小田尚史記者/C大阪担当)というのも事実。中断明けの急浮上は彼の力なしにはあり得なかった。その点が記者陣の票を多く集める要因となった。

 印象に残る活躍を見せた選手を表彰するMIPには、プロ1年目で日本代表にまで登りつめたFC東京のMF武藤嘉紀を選出した。現役の大学生とは思えない力強い突破でゴールを量産し、多くの人々に強烈なインパクトを残した。それぞれ辿ってきた道は違うが、同い年の宇佐美とともにJリーグを盛り上げた。

 ニューカマー賞も武藤といきたいところだが、ここは川崎Fの谷口彰悟を推したい。大卒1年目ながら川崎Fになくてはならない存在となった。

 最優秀外国籍選手賞は満場一致で新潟のMFレオ・シルバに決まった。途中加入で9得点を挙げたG大阪のFWパトリックも候補に上がったが、シーズンを通しての貢献度でレオ・シルバに軍配が上がった。

 敢闘賞は甲府のFW盛田剛平。誰もが予想しなかった37歳でのFWへの再コンバート、そしてそこからの活躍。甲府をクラブ史上初の2季連続J1残留に導き、何歳になっても成長できるということをピッチ上で示してくれた。

36歳・中澤を選出。全試合フル出場とリーグ最少失点を評価

 GKは東口順昭と西川周作で意見が割れたが、タイトルを勝ち取った青黒の守護神に軍配が上がった。DFは横浜FMの中澤佑二を推した。中澤よりも本紙平均採点の高い選手はいたが、36歳で全試合フル出場を果たし、リーグ最少失点(29失点)に導いた点を高く評価した。塩谷はチームを3連覇に導けなかったが、記者から多くの票を集めた。

 MFは本家のJリーグアウォーズとほぼ同じ顔ぶれ。唯一違うのは浦和のMF阿部勇樹を選出した点だ。チームは2位に終わったが、全試合に出場し、力強くチームをけん引した。第33節・鳥栖戦では優勝の重圧がかかる中でPKを見事決めてみせた。あの精神力は並ではない。FWはEGアウォーズのMVP、MIP、そして得点王を順当に選ばせてもらった。

GK
東口順昭(G大阪)

DF
中澤佑二(横浜FM)
那須大亮(浦和)
塩谷司(広島)

MF
阿部勇樹(浦和)
レオ シルバ(新潟)
遠藤保仁(G大阪)
柴崎岳(鹿島)

FW
宇佐美貴史(G大阪)
大久保嘉人(川崎F)
武藤嘉紀(FC東京)

監督
長谷川健太(G大阪)

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会