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AFCアジアカップ
1/12(月) 16:00 @ ニューカッスル

日本
4
3 前半 0
1 後半 0
試合終了
0
パレスチナ

Column 試合後コラム

[日本代表]連覇のカギを握る長谷部誠

2015/1/14 16:55

アンカーとして攻守に効いていた

 パレスチナ戦は終わってみれば大勝となったが、多少の手探り感はありながらも、難しい初戦に集中して入ったことが着実な勝利に結び付いた。その中でも[4-3-3]のアンカーとして、的確なプレーを続けた主将の長谷部誠は攻守に効いていた。

「最初からしっかり入るのは大事」と語っていた長谷部は、攻撃時は主にCBの間に入ってボールをさばき、流れから決まった1点目と2点目の起点になっている。守備に関しては高い位置からのプレスに連動してボールの出どころを抑える役割がメインとなるが、時に幅広い動きで味方の守備をサポートする。

アンカーというよりワイパーの動き

 パレスチナ戦では二人のキーマンを封じる動きが目に付いた。一つは中央でクサビのパスを受ける長身FWマフムード・ダダで、グラウンダーのパスが入ると厳しくチェックして起点を作らせなかった。中央の高い位置で起点になる選手のチェックはアンカーとして基本的な仕事だが、それに加えて大きく貢献していたのが左サイドに張るMFアシュラフ・アルファワグラのケアだ。パレスチナは攻撃に転じると、ほとんどの場合はこのアルファワグラにボールを集める。体が強く、ボール扱いも正確なアルファワグラは果敢なドリブルで対面する酒井高徳を繰り返し脅かした。日本が先制した直後の9分には酒井と本田圭佑が縦で挟みにいったところを中に切り返され、右足の鋭いミドルシュートを打たれている。

 こうした状況が続いた中で、長谷部はアルファワグラにボールが入ると、ワイドなポジショニングで日本の右サイドをカバーし、アルファワグラにプレッシャーを掛けた。「さすがハセさん(長谷部)というか、個人的にはすごく助かった」と語るのは酒井だ。

「あの選手がキーだというのはもともと分かっていたが、思った以上にあの選手がボールを触ることが多かった。あそこに入ったときに結構ドリブルをしかけてきたけど、自分で何も言わずとも勝手にハセさんがサポートしに来てくれた」

 アンカーよりはワイパーの動きで危険の芽を摘んだ長谷部。[4-3-3]のアンカーは基本的に中央を埋め、ワイドに守備をすることはあまり得策ではないとされるが、当然ながら相手の攻めの形によって対応も違ってくる。イラク戦ではまた違った対応で日本の守備を安定化させるはず。ハビエル・アギーレ監督も信頼する主将としてチームを精神的にまとめるが、戦術面でもアギーレジャパンを支える存在として、アジア杯連覇のキーマンになりそうだ。(河治 良幸)

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