Match 試合速報

AFCアジアカップ
1/16(金) 18:00 @ ブリスベン

イラク
0
0 前半 1
0 後半 0
試合終了
1
日本

Column 試合前コラム

[日本代表]FW 9 岡崎慎司戻ってきた以前の感覚。点取り屋の潜在的な能力

2015/1/16 10:00

 2013年6月。カタール・ドーハで行われたブラジルW杯最終予選最後の試合。イラク相手に苦戦を強いられながらも、日本は終了間際に決勝点を挙げた。遠藤保仁のパスからスライディングシュートを放ったのは、岡崎慎司。先日のパレスチナ戦で見せたゴール同様、泥臭くストライカーらしい得点だった。

 4年前のアジア杯と比較して、岡崎は技術が目覚ましく進歩している印象だ。それはこの4年間、ドイツで積んできた経験と努力、試行の結晶と言える。初戦のパレスチナはレベルが劣る相手だったが、試合の中で見せたクイックな反転やボールキープは、以前の“泥臭いだけ”の岡崎にはなかったプレーだった。

「パレスチナのDFは当たりも激しくなかった。次はあれほど余裕はないかもしれない」と、イラク戦に向けて気を引き締める。とはいえ、普段ブンデスリーガの屈強なDFを相手に結果を残している選手だ。アジアレベルでさらなる進化の跡を見せてくれるに違いない。

 ストライカーとして振る舞う日々。いまやマインツでも代表でもセンターFWに位置するが、ここ数年はクラブ、代表ともにサイドで起用されることが多かった。パレスチナ戦のあのヘディングシュートは、完全に点取り屋らしい一発。ゴールを振り返って、岡崎は言う。「やっと以前の感覚が戻ってきたというか。日本にいるころはあんなゴールが多かった」。自分がいるべきポジションは、やはり最前線。いまある充実感が、潜在的な能力を呼び覚ましたと彼は自覚する。

 イラク戦に向けて、チームは再度クロスからの攻撃の精度向上に励んでいる。そこにもこだわりを見せた。「クロスの入り方にはまだ課題がある。ゴールを決めようとクロスに入って行くなら、“後ろから入る質”も大事。自分がこぼれ球に反応しようとしたら、そんなに勢い良く入っていくことはない。前でつぶれて、周りが決めるという感覚も必要」。この言葉には、どんな形でも点を取るという本来の“泥臭さ”が含まれていた。

 一瞬の速さと技術、そして持ち前のどん欲さ。岡崎は確実に、選手としての器を拡げている。いまや、突貫していく急先鋒にとどまらず。最前線に鎮座する、頼もしきストライカーだ。(西川 結城)

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会