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[F東京 ]試される青と赤の気概。勝負の1年が始まる

2015/1/19 15:13

始動日と言えばランニング。アンブロの新しい練習着に身を包み、小平グランドを走った



課題は明白だ。攻撃の形を見いだすことができるか

 17日、寒風荒ぶる小平グランドでFC東京が始動した。前田、奈良ら5選手が新たに加入。期限付き移籍先で経験を積んだ若手を復帰させ、チーム全体に厚みが増した印象だ。マッシモ・フィッカデンティ体制2年目の今季は、この陣容で悲願のリーグタイトルを目指す。

 フィッカデンティ監督は昨季、「成功のためには時間が必要だ」と言い、“土台作り”を主眼にチーム作りを進めてきた。根気強く時間を費やし、トライ&エラーを繰り返す日々を送った。そうして14戦無敗を記録。失点を大幅に減らし、手堅いチームビルディングにはある程度成功したと言えるだろう。

 そして約1カ月の休養を経てシーズン始動を迎えた初日の言葉は、昨季のモノとは種類を変えていた。

「昨季後半戦の負けなかった時期をどれだけ延ばしていけるかをテーマにしたい」。フィッカデンティ監督は昨季をベースに戦う“アドバンテージ”をそう口にする。しかし、その一方で、攻撃は手付かずの部分が多い。それが今季に向けた課題となる。「新しい選手が加わり、特に前線はまた違った展開となる」(フィッカデンティ監督)。前田の獲得、平山の戦線復帰で、昨季とは一味違う攻撃を見せるに違いない。また、枠が空いている外国籍選手の獲得に成功すれば、上位戦線へと躍り出ることも可能だろう。

 指揮官は言う。「課題を修正し、昨季見付かった欠点を埋めていくことができれば、おそらくJ1でもトップ3に入っていけると確信している」。12年にJ1へと復帰して以降、多くの代表選手を抱えながらも中位から脱出することができていない。「今季こそは」という言葉は聞き慣れて久しい。上位戦線へと打って出る青と赤の気概が試される1年が始まった。(馬場 康平)

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