
ランニング時、笑顔を見せる新加入の池元
屋内で始動日を迎えた松本。手ごたえをつかむ
これも雪国の宿命か。初練習となった21日、本来練習会場に予定されていた屋外グラウンドが積雪のため、市内体育館へと変更。チームの始動は屋内でのスタートとなった。それでも、平日にもかかわらず約300人のファン・サポーターが駆け付け、練習会場へと姿を現した選手たちを拍手で出迎えた。
この日は始動日で屋内ということもあり、まずは体慣らし。体調不良の塩沢と那須川を除く全選手がエルシオフィジカルコーチの指導の下、ランニングや体幹トレーニングで汗を流した。反町監督は「初日から飛ばしてもいけない。少しずつペースを上げていく、という言い方になる」とあくまでも負荷の軽いメニューであることを強調したが、鳥栖から期限付き移籍した坂井は「切り返しとかスピードを上げていくトレーニングは、やっていてキツいと思った」と苦笑い。先述のように2名の欠席者こそいるものの、一昨日(19日)夜に来日したばかりのオビナとドリバのブラジリアンコンビ含めて各選手は非常に意欲的で、指揮官もある程度の手ごたえをつかんだ様子。J1元年、まずは順調な第一歩を刻んだ。(多岐 太宿)

「小さいころから、何事にも挑戦してきた」という池元
FW 14 池元 友樹
8年ぶりのJ1挑戦
「この日を楽しみにしていた」とまるでルーキーのような初々しい表情を浮かべる。名実ともに北九州の象徴と言えるストライカーも、柏時代以来となる8年ぶりのJ1に挑戦すべく移籍を決意。積雪での練習会場変更には「初めての経験です」と苦笑するが、寒さも含めて「この環境にも順応していきたい。チーム内の競争に勝って、FWなので試合でゴールを決めたい」──。激戦区と化したアタッカー陣の生存競争を、いち早く勝ち抜く覚悟だ。

日本代表、そして出場機会を求め新天地へやってきた坂井
DF 15 坂井 達弥
「貴重な左利きCB」(反町監督)
これまで温暖な九州から出たことがなく、氷点下の松本について「こんなに雪が積もるところに来たのは初めてで、寒いなと…(苦笑)」。昨季の日本代表招集で一躍時の人となったが、鳥栖での出場時間は限られていた。「今季は全試合出られたら」と試合への“飢え”を率直に口にするが、空中戦の強さや左足のフィードなど出番は否が応でも増えるはず。「もちろんあの場所(日本代表)に戻りたいという気持ちは強い」と見据える目標は、明確だ。