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[川崎F]斬新な企画の裏にあるブレない方針

2015/1/27 10:17

武田社長はタモリのモノマネで会場を沸かせた。奇抜な部分に目がいきがちだが、クラブの目的は明確だ



 斬新な企画を実施することで知られる川崎F。この新体制発表会も、毎シーズンJリーグクラブに抱く“常識”を超えるイベントとなっている。

 今季は、3月28、29日に行われるコミックマーケットスペシャルへの出展ならびに、新キャラクター『カワサキまるこ』の誕生が発表された。今季の新体制発表会の中でもとりわけ驚きを与えた。ともするとサッカークラブの活動として疑問に思われかねない企画ではあるが、ここには明確な意図がある。

 クラブはこれまでにも『かわさき応援バナナ』(川崎市内のスーパー、量販店で販売し、1パックにつき3円が等々力陸上競技場整備基金に寄付される)や、川崎市内銭湯の利用促進キャンペーン『いっしょにおフロんた〜れ』などを実施してきたが、共通するのは『川崎』という地域の活性化であり、その意図は今回も変わらない。コミケへの出展は、川崎F、川崎市観光協会、川崎市経済労働局、そして川崎市中原区に本社を構える同人誌印刷会社、有限会社『ねこのしっぽ』の4者がタッグを組んで実現したモノ。日本のみならず、世界各国から数十万人が訪れる世界最大規模のイベントで『KAWASAKI』を「音楽の街」「スポーツの街」のみならず、「マンガ・アニメの街」としてもアピールしようという目的がある。その点では、Jリーグの理念でもある地域活性化に先進的に取り組んでいると言える。

 表に出るインパクトに押され気味だが、川崎Fの取り組みの裏には、ブレないクラブの方針が存在する。(竹中 玲央奈)

EG 番記者取材速報

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