Feature 特集

[新潟]流出を最少限に食い止め、昨季をベースに弱点補強/補強特集

2015/1/27 10:20

昨季、リーグMVP級の活躍を見せたレオ・シルバ(右端)の残留が、最大の補強と言える



補強ポイント1 元ブラジル代表の左SB獲得
補強ポイント2 得点力アップへ、ピンポイント補強

レオ・シルバ残留とピンポイント補強

 今オフの補強は、弱点補強のマイナーチェンジだ。活躍した選手が次々と引き抜かれ、毎年のように主力流出に苦しんできた新潟だが、今オフは海外移籍を希望する田中亜土夢が自主退団した以外に主力の移籍はなし。選手の入れ替えを最少限に食い止めたことにより、継続したチーム作りが可能となった。田村貢社長は「昨季のベースを残しつつ新しい選手を加えることができ、狙いどおりの体制になった」と語る。特に攻守の大黒柱として絶大なる存在感を発揮するレオ・シルバの残留は、チームにとってこの上ない好材料だ。柳下イズムがインプットされたメインサーバーが今季もチームの大動脈となる。

 加入はわずかに5選手だが、ポイントは明確だ。昨季の課題だった得点力をカバーするために磐田から山崎亮平を獲得。昨夏にドイツへ渡ったキム・ジンスが抜けた左SBには、元ブラジル代表のコルテースと前野貴徳をそろえた。ポジションがかぶるのは気がかりだが、2列目起用などで共存ができれば戦力は増す。ルーキーのFW平松宗と徳島から加入のGK川浪吾郎は実績がないため、即戦力の山崎、コルテース、前野の3人が機能するかが最大の焦点だ。逆にフィットしなければチームは昨季の状態のまま。2列目のキーマンだった田中亜の穴を埋められるかどうかも懸念される。今季は24選手と少数部隊のため選手層の薄さは否めない。2ステージ制の影響による過密日程もチームにとっては不安材料だ。ブラジル人トリオの爆発と、若手の台頭が上位進出の条件となる。

POINT 昨季ワースト3位の得点数。求められる攻撃陣の奮起

 チームの基盤は完成に近付いている。今季の課題は、昨季リーグワースト3位の『30』に終わった総得点の上積みだ。単純に考えれば得点部分で計算できる補強は山崎亮平のみ。指宿洋史、ラファエル・シルバのプラスαの成長に加えて2列目の得点力アップは欠かせない。柳下正明監督は「いかに得点を奪うか、練習から工夫しなければいけない」と話す。守備陣が安定しているだけに、攻撃陣の奮起が求められている。(藺藤 心)

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