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[G大阪]戦力維持とピンポイント補強でACL制覇を目指す/補強特集

2015/1/28 14:03

昨季三冠の立役者となった宇佐美(左)、パトリックのFWコンビ。この二人のさらなる活躍で、今季はACL優勝を目指す



補強ポイント1 現有戦力の流出阻止
補強ポイント2 過密日程に備えたピンポイント補強

昨季三冠のメンバーがベースとなる

 毎年のように豪華補強を行ってきたG大阪だが、今季の即戦力は赤嶺真吾と小椋祥平のみ。ACL制覇を目指す三冠王者にしては、やや寂しいオフに映るかもしれない。しかし、長谷川健太監督の率直な心中は「ある程度チームのベースは出来上がっている。昨季の戦力をしっかりと残して欲しいと(強化部に)話した」。リンスやパトリックらとの契約を延長し、豪華過ぎるサブ、倉田秋らの流出もなし。資金的にかつてほどの余裕がないことを考えれば、クラブはほぼベストを尽くしたと言える。しかもピッチ外の“即戦力”として日本代表でも実績を残す和田一郎コーチを分析担当に加え、「ACL対策としてスタッフのマンパワーを増やした」(長谷川監督)。ピッチ内外でACLを獲りに行く覚悟を感じさせる陣容だ。

 昨季はリーグ戦での得点数が2位、失点の少なさも2位で、攻守のバランスが取れていた。目立った弱点はなく、より完成度を高めるのが3年目を迎える長谷川ガンバの目標だ。攻守の切り替えをベースに、全員がハードワークするスタイルは今季も不変だが、三冠王者のさらなる成長のカギを握るのはやはり赤嶺と小椋の新加入組。昨季Jリーグベストイレブンコンビの2トップに、覚醒の雰囲気が漂うリンスと、実力者がひしめき合う最前線だが、赤嶺はほかの3人にないストロングポイントを持つ。「この4人でいろいろな組み合わせが期待できる」と指揮官は [4-3-1-2]のオプションも含めて新たな化学反応を模索するつもりだ。また、ACLを知り尽くす明神智和が控えるとは言え、ボランチのバックアッパーは懸念材料だったが、ハードワーカーの小椋が加わったのは心強い。代表との掛け持ちが続くならば遠藤保仁のコンディションに不安が残るだけに、小椋の早期フィットはシーズン序盤のカギになりそうだ。

 ベースは不変となりそうだが、リンスや倉田、藤春廣輝、西野貴治ら先発陣と遜色ない実力者の巻き返しも今季の注目ポイントの一つ。少数精鋭による激しいポジション争いが繰り広げられることになる。

POINT GKとSBのバックアッパーに不安

 新体制発表の翌々日に急きょ、磐田から藤ケ谷陽介の獲得が発表されたが、GKのバックアッパーは数少ない懸念材料の一つである。昨季、天皇杯の1試合を除いてフル出場した東口順昭は今季も絶対的守護神だが、河田晃兵の移籍によってサブの戦力は大幅にダウン。ACLを知り尽くす藤ケ谷を獲得したものの、やや不安が残るポジションだ。SBに関しても左右をこなすオ・ジェソクが健在とは言え、オ・ジェソクと米倉、藤春の3人で過密日程を乗り切れるかは不透明だ。(下薗 昌記)

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