◆PSMを一つの大会に。Jとスカパー! が共催
シーズン開幕前のプロモーションイベントの一貫として、今季より創設された“Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップ”。以前まで各クラブが個別に実施していたシーズン前のトレーニングマッチを、一つの大会として宮崎県と鹿児島県で集中開催(2月1日〜14日)。オフィシャルブロードキャスティングパートナーであるスカパー!で生中継も実施される。
第1回の参加チームは7チーム。キャンプ中の浦和、鹿島、清水、磐田と九州の3チーム(福岡、大分、熊本)が二つのグループに分かれて総当たりのリーグ戦を行う。グループで勝ち点合計が一番多いチームが上位となり、優勝賞金(300万円)も用意されている。なお、今回は参加するだけでも最低50万円を受け取ることができる。前後半45分というレギュレーション(引き分けあり)はシーズン中と変わらないが、交代は8名以内。同大会以外での警告の累積は発生しない。シーズン前の貴重な機会に、参加チームである磐田の名波監督などは今大会を大いに歓迎しているという。宮崎ラウンドはプロ野球・巨人のキャンプ地の目と鼻の先で、Jリーグチームのない土地でサッカーの魅力を発信する場ともなる。今後はアジアラウンドなど海外での展開も視野に入れている。
ファンとしては新ユニフォームを着た選手たちを見られる場。開幕前に新たな盛り上がりが期待される。
◆今季初のPSM。充実度は?
スカパー!ニューイヤーカップ
鹿島×大分
練習試合では得られない収穫に期待
初めてのプレシーズンのカップ戦に向け、大分の士気が高まらないわけがない。約半数が新加入選手となった今季のチームに戦術を浸透させながら、新システムを築く途上の現在。個々の特長を確認し合い互いに呼吸を合わせていくこの時期に、タイトルを懸け一丸となって戦うことには、トレーニングマッチでは得られない収穫が期待できる。
リーグ開幕前に手の内を明かしてしまうことにもなるが、「それを冒してでも参戦する意義がある」と田坂監督も意欲的だ。シーズン中は近隣のチームとしかトレーニングマッチを組みづらくなる九州で、キャンプに訪れたチームと交える一戦は、新鮮な発見をもたらしてくれる。ましてや対戦するのは、ACLに向けピッチを上げるJ1・鹿島だ。特に若いメンバーにとって、力量も経験値も高い相手との対峙は、貴重な成長の機会となる。少年時代に憧れたスターとのマッチアップも実現するかもしれない。
実戦に向けて、今週のトレーニングはより細やかに具体性を増した。今季最初のタイトル奪取へ、戦いはすでに始まっている。(ひぐらし ひなつ)