
試合前4割の出来と話していた中村だが、「思ったより動けた」と回復ぶりを語った
中村がピッチに帰ってきた。足首を痛め、途中交代を余儀なくされた昨年11月2日のJ1第31節・清水戦以来、およそ3カ月ぶりに中村が対外試合のピッチに帰ってきた。
中村にとってこの宮崎キャンプは、足の状態を確かめながらの合宿となっていた。クラブの発表どおり中村は昨年12月4日に左足首の手術を受け、12月中旬ごろからリハビリを開始。ジョギングを再開できたのが手術から約1カ月後の1月15日の練習初日のことだった。その初めてのジョギングを終えた中村は120〜130ほどに上昇した自らの脈拍に驚いており、心肺機能の回復も必要とされていた。
そういった状況もあり、1次キャンプでの完全合流は28日まで待たねばならなかった。そのためこの鵬翔高との練習試合でのテーマは「(まずは)練習試合をやること」だった。
ただ、控え目なこの中村の言葉とは裏腹に、実際に試合が始まると、その視野の広さは際立っていた。最終ラインからチームを見ていた谷口は「見えているところが広いし、ほかの人とは違う。リズムができる」と衰えがないことを証言。実際に鵬翔高の設定していた最終ラインの裏をかいくぐるFWの飛び出しに合わせたスルーパスをとおしている。1本目の3点目、杉本のアシストで小林が決めたゴールも、中村の起点からのモノだった。
本人以外には、悪いところが分からないレベルで回復しているように見えた試合後、中村は「3カ月ぶりで疲れた。足首がガタガタ」と苦笑いしつつも「ここから出続けて行けば、もっと良い中村憲剛を見せることができると思う」と力強く宣言した。最低限開幕までに間に合えばいいということを考えると、仕上がりは順調だと言えそうだ。