
新加入エウシーニョとのコンビネーションから初得点を奪った大久保
高い流動性を見せた川崎F、「最初にしては悪くない」(風間監督)出来
1月15日に練習を開始させた川崎Fにとって、宮崎で行われた1次キャンプ最後の2連戦は、チームの仕上がり具合を確かめる尺度となりうる。そんな試合で攻撃的なサッカーを指向してきた川崎Fは、相手が高校生だという事情があるにせよ思いがけない大差で勝利を収めた。
30分×4本で行われた今季初の対外試合において、川崎Fのゴールラッシュの口火を切ったのは大久保。9分、新加入のエウシーニョが突破した右サイドからのクロスに合わせた得点で、今季の川崎Fの強みになりうる攻撃だった。なお、大久保はエウシーニョの動きについて「非常に良いと思いますよ。走れるし。まだ、できてないところもあるけど、時間が経てば分かってくるし、分かってくればもっと良くなると思う」と期待を込めた。その大久保だが、このゴール直後にピッチを退く。これは開始早々にモモカンが入ったためで、大事を取って船山と交代した。
試合はその後、杉本の1ゴール3アシストの活躍もあり1、2本目は8-0で大勝。3、4本目も6-2というスコアで快勝している。
風間監督はこの試合を迎えるにあたり、ミスをしないことを目標として掲げており、そういう意味では出場選手の表情は険しかった。最終ラインの中央に入った谷口は「ミスは絶対にしちゃいけない、そういうつもりで臨んだが、最初のほうはバタついて、ミスも目立った」と反省の弁を述べた。得点差ほどには簡単ではなかったと話す武岡は「紅白戦ともリズムが全然違うので」とその理由を口にしつつ「この試合の評価は難しい」と話していた。ただ、高い流動性を見せ、相手に付け入るスキを与えなかった試合運びはこの時期にしては完成度の高いモノだった。悲願のタイトルを狙う川崎Fにとって、幸先の良いスタートを切ったと言えそうだ。(江藤 高志)
川崎F 14-2 鵬翔高