Feature 特集

今季初のPSM。鹿島は不満残る5得点/スカパー! ニューイヤーカップ 鹿島×大分

2015/2/2 16:14

先発出場した小笠原(左)と前半は良い突破を見せた西(右)。キャンプ中で体の重さはあったが、各所に見どころのある試合となった



鹿島に満足の色はなし。目に付いた集中力の欠如からのミス

 相手を寄せたところでのサイドチェンジと守から攻への素早い切り替え、この二つが試合のポイントであり、鹿島での指揮が3季目に入るトニーニョ・セレーゾ監督がやりたいサッカーの中核を成す。今季、活躍が期待される若手を何名か起用した前半は、その2点が機能したとは言い難かった。

 立ち上がり、いきなり土居の横パスを奪われて失点。キャンプの疲労はピークに達しており、チーム全体に動きの重さが顕著だったとはいえ、やってはいけないミスからの失点。その後、徐々に動きは良くなり、左サイドを突破した鈴木隆のクロスに遠藤が押し込んで同点に追い付くも、サイドチェンジを駆使し、ピッチを広く使って攻撃をしかけることはできなかった。

 後半すぐに、高い位置で奪ったボールを「なんとか取り返したかった」と言う土居が意地を見せて逆転弾を叩き込んだものの、何度も作った速攻からのチャンスを決め切れない。すると、71分にスローインからマークを離す大きなミスでゴール前を崩されて同点に追い付かれてしまう。終盤、選手層の厚さが物を言い3得点で大分を突き放したが、手放しで喜べる内容とは言い難かった。それもあってか指揮官や小笠原主将の顔に満足する色はなかった。

 積極的なミスであれば許容できる。練習を積み修正すれば済む話だが、試合で目に付いたのは集中力の欠如が招くモノばかり。スローインが雑になり、サイドチェンジすべき場面で狭いところにパスをしてしまうなど、数人の選手は疲れが溜まった中で正しい判断を下すことができていなかった。

 ただ、そうした問題点をあぶり出せたのも、公式戦に近い形でのPSMだったからこそ。緊張感のある中で出てきた課題を次の試合までに修正したい。(田中 滋)

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会