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[C大阪]アウトゥオリ流、「サッカーの原則」の徹底

2015/2/4 16:13

新加入の橋本(右端)は、「戦術的な練習を早い段階からやっている。監督のやり方を早い段階から意識付けして勉強していくことは大事なこと」と語っている



C大阪、和歌山キャンプ開始。より実戦に近付くメニューをこなす

 2日、C大阪が和歌山での1次キャンプに入った。1月20日の始動日以降、チームは引き締まった雰囲気の中で練習が続けられている。練習開始1時間前にはクラブハウスへ、10分前にはグラウンドへといったピッチ外での規律の徹底に始まり、パウロ・アウトゥオリ監督は練習でも、「サッカーの原則」の徹底に時間を割いている。

 例えばクロス練習では、「FWは一人がニアへ一人はファーへ」「CBは正しいポジションを取って対応する」「クロスを上げる瞬間はしっかり顔を上げて中を見る」といった指示が飛ぶ。守備練習では、攻撃側のボールの位置や状況により、ディフェンスラインが上下動とスライドを繰り返す。SBとCBの適切な位置取りや両者のカバーの角度などの細かい部分も含め、「昨季の失点場面の映像をチームで見返して」(山下)課題克服に努めている。攻撃のビルドアップ練習では、中盤のボックス型とダイヤモンド型、二つのシステムが試された。前者は山口と長谷川がボランチを組み、2列目にパブロや関口らが並んだ。後者は山口が底に、扇原が左、長谷川が右、パブロがトップ下に入った。「ボールは素早く回す」「広いほうへ展開」。守備と同様、攻撃でもシンプルな指示を監督は伝えている。「基本的なことを忠実にやる」(藤本)練習がここまでは徹底して行われてきたが、和歌山キャンプでは、「もう少し戦術的に複雑な要素も入る」(アウトゥオリ監督)予定であり、練習試合が5試合組まれている宮崎キャンプへ向け、より実戦に近いメニューも増やしていく。

 始動2週目以降、玉田が別メニュー調整となるも、「宮崎キャンプまでには戻れる」(玉田)予定で、ほかの選手はおおむね軽快な動きを見せている。昨年末に右ひざ半月板損傷の手術から復帰した山口も、1本のサイドチェンジのパス、ボールホルダーへの寄せなどで違いを見せており、本人は「まだ100%ではない」と話すも、復調を示している。また、韓国代表の正守護神としてアジア杯を決勝まで戦い抜いたキム・ジンヒョンは、「まずはしっかり休むこと」(大熊清強化部長)が監督を含めたチームの方針であり、和歌山キャンプには合流しない予定だ。(小田 尚史)

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