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[J2]昨季は“継続”の湘南が独走。今季のJ2はいかに

2015/2/6 15:41

家長、ムルジャらがチームに残り、渋谷監督が昨季から継続して指揮を執る大宮は優勝候補の一つ



J2優勝の王道パターンは…

 昨季のJ2は湘南が独走で優勝。2位に松本が入ってJ1昇格を果たし、J1昇格プレーオフに進出した3チーム(5位の北九州はJ1ライセンスを保有していなかったため不参加)の中で山形が頂点に立った。

 今季のJ2はどうなるか。J1から降格してきたのは大宮とC大阪、徳島。この中で、大宮と徳島は監督を昨季から監督を代えていない。J2を制した昨季の湘南や、11年のFC東京(当時・大熊清監督)、10年の柏(当時・ネルシーニョ監督)、09年の仙台(当時・手倉森誠監督)、08年の広島(当時・ペトロヴィッチ監督)と同様のケースだ。そうした過去の例を振り返ってみると、監督だけでなく、ある程度主力選手も残ったことでチームの継続性が維持され、柏や広島などはJ2で土台をより強固にしてJ1へと戻っていった。近年の優勝パターンの王道とも言える。大宮か徳島、どちらかがこの道を辿る可能性は十分にあるだろう。

 大きく分けてもう一つは、監督を代えて出直すパターン。近年で言えば、13年のG大阪が長谷川健太監督を迎えて1年でのJ1復帰を果たし、12年の甲府も城福浩監督にチームを託して見事に1年でJ1へと舞い戻った。監督交代をしての1年でのJ1復帰の要因はそれぞれにあるが、共通点の一つは日本人監督であったことだろう。戦力を把握し、チームを掌握するのが比較的早かった。もちろん手腕も申し分なかった。それはJ1復帰後の戦績(G大阪が三冠、甲府は2季連続でJ1残留)が雄弁に物語る。今季のC大阪はパウロ・アウトゥオリ監督を招へいした。06年に鹿島を率いた経験があるとはいえ、あれからすでに9年が経った。1年でのJ1復帰を目指すならば、Jリーグの現状、C大阪の戦力を見極めつつ、どれだけ早く指揮官として手綱を握れるかがポイントだ。

 J1からの降格3クラブの対抗馬候補として真っ先に挙がるのが千葉だろう。関塚隆監督が昨季からチームの指揮を執っていることが大きい。名波浩監督が率いる磐田もその点は同様だが、前線の主力の多くが移籍。序盤は苦戦するかもしれない。ダークホース候補もいくつかあるが、継続性という点では小野剛監督率いる熊本などは注目しておきたいチームの一つである。

EG 番記者取材速報

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