新体制スタート。チームの成績と東京での存在感の上昇を目論む
FC東京は4日、小平のクラブハウスで今季の新体制発表記者会見を行った。すでにチームは先月から始動し、沖縄での1次キャンプも終了している。通例なら始動前に会見を行うが、今季はクラブの人事体制が変更され、2月1日から正式に新組織がスタートしたことに伴い、このタイミングでの会見となった。
会見冒頭では、新たに代表取締役社長に就任した大金直樹氏(前常務)が今季のクラブ目標として「タイトルを目指す」と明言。続いて、昨季までの強化部長から新任役職であるゼネラルマネージャー(GM)に就任した立石敬之氏も「昨季は不本意なシーズンだった。Jの3大タイトル(リーグ、ナビスコカップ、天皇杯)を一つでも多く獲りたい。20年の東京五輪までに10個のタイトルを獲得していけるようなスピード感を持って成長していきたい」と大きなテーマを掲げた。
今季新加入選手の中で最大の注目は、何と言ってもこれまで磐田一筋を貫いてきた元日本代表FWの前田。09年、10年と2年連続でJ1得点王に輝いた経歴を持つ実力派ストライカーは、「ゴールが一番求められていること。一つでも多く取って、チームの勝利に貢献したい」と殊勝にコメント。「ここには良いクロスを上げてくれる選手もいる。ペナルティーエリアの中での動きで勝負して合わせていきたい」とすでに具体的なプレーイメージについても語った。
一方、クラブとしては新体制にあたり、新たなビジョンも明言。大金新社長は「首都のクラブでありながら、これまではよりローカルに、地域と深い交流をしてきた。それがFC東京らしさだった。ただ来場者が伸び悩んでいるので、それをどう増やすかもテーマ。今後は若者や女性もターゲットにしていかないといけない」と述べた。その先駆けとして、今月21日、22日両日には、東京・六本木ヒルズで選手全員が参加する一大イベントを開催予定。首都クラブとして、今後はチームの成績と東京での存在感の上昇を両立させていこうとする野心をのぞかせていた。(西川 結城)