
伊藤(左)が愛媛のFW渡邉(19番)に寄せる。京都は愛媛に押し込まれるシーンが目立った
「やられ過ぎた」京都。鹿児島キャンプでの実戦で完成度を高める
京都1ー6愛媛
7日に東城陽グラウンドで行われた京都と愛媛の練習試合は、両チームの現時点における仕上がり具合が明確に表れた一戦となった。
レギュラー候補を先発させた愛媛に対して、京都は主力とサブを分けないメンバー構成で臨んでいる。立ち上がりから目立ったのは愛媛の動きの良さだ。出足の鋭いプレスで京都のビルドアップを許さず、ボールを奪えば素早く攻撃へと転じてチャンスを作る。30分の先制点の場面も右サイドへの展開から玉林のクロスに対して、逆サイドの三原がゴール前まで走り込んでヘッドで瀬沼に折り返し、アシストを記録している。攻守の切り替えの速さと、それを支える運動量。木山監督は「われわれは相手よりたくさん動いていくことでしか勝つことはできない。何で勝負するか、だね」と試合後に話していたが、それを実行するためのトレーニングも着々と進んでいる様子が、この日の試合内容からうかがえた。
その後も試合は愛媛ペース。34分にCKから追加点を奪うと、メンバーが総入れ替えされたあともゴールを着実に重ねて大量6ゴールで試合を終えている。
一方、新チームで初めてJチームと練習試合を行った京都にとっては、ほろ苦い結果となった。この時期はスコアだけを直視する必要はないとはいえ「少しやられ過ぎた」(和田監督)のは事実。フィジカル面や連係面、戦術の浸透度など、積み重ねるべきモノは多い。ただし、現在のチームが置かれている状況も考慮しておく必要がある。監督交代はあったものの、昨季からの継続性が見られる愛媛に対し、京都は選手が主力を含む半数近くが代わり、和田監督は目指すスタイルも変えようとしている。チーム構築に時間を要するのは覚悟しなければならない。鹿児島キャンプでは練習試合が13日間で5試合組まれており、実戦を通じてチームの完成度を高めていく。(雨堤 俊祐)