距離感、コンビネーションなど課題は山積み
FC東京0ー2山形
7日、FC東京と今季、J1に昇格した山形との練習試合が行われた。グラウンドには1,500人が集まる盛況ぶりを見せ、ピッチでは森重、太田、武藤と日本代表の選手たちが今季初めてFC東京での実戦を迎えた。
30分×3本で行われた試合。1本目からFC東京はベストメンバーで臨んだ。前線には磐田から移籍してきた前田が入り、武藤と初の2トップを形成。「二人で良い距離間を保てるように意識して試合に入った」(前田)ようだったが、なかなか前線にボールが収まる形が見られず、2トップが絡んで攻撃をしかける機会が少なかった。前田は「もっと二人でのコンビネーションを出したかったが、距離が離れてしまった」と話し、武藤も「まだ(お互いの)すべてを分かり切ってはいない。さらに連係を深めないと」と課題を挙げていた。
試合は2本目に動いた。山形の伊東と林が立て続けにゴールネットを揺らし、FC東京はゴール前で簡単に相手にシュートを許すシーンが散見された。「ミスからの失点は修正しないといけない」とマッシモ・フィッカデンティ監督は振り返ったが、球際やプレーのディテールに練習試合ならではの緩慢さが出ていたのも確か。「誰が見ても勢いを持ってハードワークはしないといけない。そこは自分も含めて意識を変えないといけない」と、太田も開幕までに現状の緩さを引き締めていくことを自他ともに求めた。
これが今季初めての練習試合となった山形に、FC東京はチームの出来で上回られてしまった。主に3本目に登場した若手選手は皆アピールも含めて激しいプレーを見せていただけに、来週以降の宮崎キャンプではあらためて選手間の競争にも期待が集まる。チームも選手も、本格的なビルドアップはこれからだ。(西川 結城)