
見事な抜け出しから決勝点を決め、磐田に勝利をもたらした大卒ルーキーの清水貴文(17番)。得点力のあるアタッカーだ
4試合目の対外試合でようやく初勝利
清水1-2磐田
13年10月のJ1以来、約1年3カ月ぶりの“静岡ダービー”。オフシーズンの対外試合ながら、緊張感あふれるゲームとなった。
ただし、チーム事情により、互いにベストメンバーではなかった。磐田の先発はベストに近いメンバーではあったが、まだ組み合わせをテストしている段階。伊野波、駒野、さらに新戦力の太田ら一部の主力選手をメンバーから外した。対する清水はけが人を多く抱える状況。平岡、長沢らがメンバーを外れ、高卒新人の松原を先発で起用した。
試合は、前半途中から磐田がボールを支配。序盤こそ清水のプレッシャーに押されたが、時間の経過とともに中盤でボールを動かせるようになった。その流れから25分に先制。上田のCKをゴール前でフリーとなった櫻内が左足で押し込んだ。そのまま1点リードで前半を折り返したが、磐田は後半開始直後に六平のスルーパスから高卒ルーキー・北川にゴールを許し、同点とされる。
その後は均衡した展開となり、試合は終盤へ。磐田の決勝点は88分に生まれた。田中のパスのこぼれ球をゴール前の大卒ルーキー・清水が左足で押し込み、勝ち越し。磐田が先月の始動後、4試合目の対外試合で“今季初勝利”を飾った。名波監督は「(試合の点数は)85点から90点くらい。メンバーをそれほど固定していない中でこれだけできたことは非常に評価できる」と試合を振り返った。今季、ここまでの対外試合3試合で1得点のみと振るわなかった磐田だが、この試合では複数得点をマーク。また、キャンプで練習してきた守備もまずまずの出来。磐田にとって収穫のある一戦となった。(南間 健治)