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暗雲漂う清水。熊本の猛攻を抑え切れず/スカパー! ニューイヤーカップ 熊本×清水

2015/2/13 16:09



一方的に攻めた熊本。「腹が立つ」と清水・大榎監督が苛立つ展開

熊本1ー0清水

 まだ勝ち星を挙げていないチーム同士の対戦となったが、明らかに差が出てしまった。清水が一方的に攻められる展開に、熊本サポーターの歓声のみが響きわたる、そんな試合だった。

 前線からプレスを掛ける熊本が、試合開始早々からチャンスを作る。5分、清水のCBヤコヴィッチがボール処理にもたつく間に熊本の齊藤がそのボールをかっさらい、そのままシュート。また、10分にはゴール前の混戦からボールを奪ったクォン・ハンジンが、24分には清水のパス回しをカットしたアンデルソンが、それぞれ決定的なチャンスを作った。清水にとって最大のピンチは43分。熊本のFKの流れから、常盤が決定的なヘディングシュート。再三ファインセーブを見せていたGK碓井も届かない軌道だったが、DF平岡が体を目いっぱい伸ばしてゴールを守った。

 前半、熊本は3枚の最終ラインを高く保ち、中盤の4枚と合わせて強固なブロックを作っていた。さらに、前線の3枚は休むことなくプレスを掛け続けていた。結果、清水は後ろからボールをつなぐこともできず、また苦し紛れに蹴ったボールは前線の選手に届かなかった。

 後半、清水は本田を投入してから前半のような猛攻に遭うことも少なくなり、サイドを起点に攻撃を作り始めた。村田、白崎、高木善などがサイドを突破したが、そこから先がなく、シュートに至ったのはごくわずか。逆に84分、熊本の田中に左サイドを突かれ、中央にいた齊藤に豪快な左足ボレーを決められてしまう。8日の磐田戦と同じく終盤の失点。90分間走り勝つチームを目指して走り込みを続けていたが、終盤に崩れるいつもの流れになってしまった。

 清水はこれでJ2相手に2連敗。「腹が立つ」。大榎監督は試合終了後の会見で、珍しく感情的になった。「ボールがないときに良いポジションを取るということは、意識があればすぐにできること」(同監督)と、練習の成果が出ていないことに苛立っていた。次は14日の浦和戦。3度目の正直となるか。(田中 芳樹)

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