
不安要素の多い両チーム。ここで勝って開幕へ勢いを付けたい
清水 vs 甲府
2/22(日)14:00キックオフ
愛鷹広域公園多目的競技場
課題だらけの現状を打破する試合に/ 清水エスパルス
昨季最終節で残留を決めたカードだが、目標や戦い方が明確だった昨季とは違い、いまの清水は袋小路に迷い込んでいる。
今季は失点を減らすことを中心に取り組んでいるにも関わらず、『ニューイヤーカップ・鹿児島ラウンド』では3試合で8失点。いまだ4バックの人選も固まらない。それはでは攻撃にも支障が出る。ビルドアップもままならず、前線にうまくボールが入らない。ただ、後ろだけの問題でないのは確かだ。浦和戦では前線のプレスからショートカウンターで3点取ったが、それ以外の形で得点したのは磐田戦の北川のゴールのみ。さらに、残りの期間が少ない中で、攻撃の確認をしたくても、今回の甲府戦では新外国籍選手の登録が間に合わない。この状況を劇的に変えることは難しい。しかし、もし変えられるとしたら、それは勝利という結果かもしれない。
昨季の終盤から負けが込み、そのたびに課題が現れている。いまは課題だらけで身動きが取れない状態。この試合で「勝たなければいけない」と大榎監督が強調するのは、この負の連鎖を脱出するためには結果が必要だからだろう。勝ちを知らない者に、勝ち方は分からない。勝ち方を知る試合にしたい。(田中 芳樹)
樋口新監督に課された最初のチャレンジ/ ヴァンフォーレ甲府
リーグ戦は開幕前の練習試合の結果を良くも悪くも裏切ることが少なくないが、開幕13日前のプレシーズンマッチは一定の内容か結果が欲しい樋口甲府。14日の横浜FMとの練習試合は初めて現時点でのベストに近いメンバーで臨んだものの、サブ組中心の相手に満足できるモノは残せていない。翌日の横浜FCとの試合はシステムを[3-4-2-1]から[5-3-2]に変更して内容と結果が伴っただけに、樋口監督がどちらのシステムを選択するのかが注目点。後者はオプションだったが、盛田や阿部拓が疲労で大事を取ったこともあって試しやすかったこともあり、現時点でのチームの最大値が出ている。昨季の主力の盛田と阿部拓、新加入のアドリアーノとエンリケ、大卒即戦力の伊東という前線の選手をどのポジションでどう組み合わせるのか。実績のある[3-4-2-1]を軸に開幕に向けてメンバーを絞っていくのか、オプションで行くのか。“スタイルの継承”が今季の柱。“継承”にチャレンジすることは「難しいミッションだが、このチャレンジが指導者として幅を広げることになるし成功すればチームも一歩上のステージに行くことができる」と話した樋口監督。清水とのプレシーズンマッチで下す決断は最初のチャレンジになりそうだ。(松尾 潤)