
山口(3番)、キム・ナミル(5番)などによる守備面では手ごたえあり
京都1-0讃岐
18日、国分運動公園でキャンプを実施中の京都が、讃岐を迎えてトレーニングマッチを行った。
キャンプでの4試合目となる京都は徐々に先発が固まりつつある。GKはけが人が多く、清水が全試合に先発中。最終ラインもバヤリッツァと山口が和田監督の信頼をつかんでおり、13日のFC東京戦(1●4)以外は無失点に抑えている。この讃岐戦でもCBとボランチの4人で構成する守備ユニットが相手の攻撃を食い止め、攻め上がる両SBの背後もケアできていた。新チームはまずは守備から――。その鉄則を踏まえたチーム作りが進んでいる。讃岐戦と15日の北九州戦(1○0)ではバヤリッツァをボランチで起用。これは守備重視で試合を進める際のオプションとして和田監督がテストしており、一定の感触をつかんでいる様子。讃岐戦の2本目途中からはU-22日本代表から帰って来た原川が投入され、福村や駒井らとともに停滞していた攻撃を活性化させた。ただし、チャンスは作ったが、主力組がプレーした90分ではゴールを奪えていない。相手GKの好守があったとはいえ、今季のテーマである“攻撃パターンの構築”には手間取っているようだ。
昨季、得点源である大黒のゴールを数多くアシストした工藤と石櫃。そのうちの一人がチームを去ったことで、新たなチャンスメーカーの台頭が望まれているが、ファン・ジンソンは別メニュー、原川も代表遠征でチームを離れていた。現状ではパスの受け手と出し手との間で意思疎通が図れている場面が少なく、チャンスの多くは個々の部分で創出されている。守備面に手ごたえがある一方、攻撃面は道半ば。チームの現状が見えた讃岐戦だった。(雨堤 俊祐)