Feature 特集

[C大阪]桜の3トップが松本戦で見せた破壊力

2015/2/20 15:10

フォルラン(10番)と山口(6番)。フォルランは3トップの一角でイキイキとプレーし、パブロとの崩しで先制を決めた



アウトゥオリ監督のチーム作りは順調に推移

C大阪2ー0松本

 17日、C大阪は松本とトレーニングマッチを行い、2-0で勝利を収めた。今季初の対外試合となった12日の横浜FC戦(0△0)では攻撃面に課題が残り、フォルラン、カカウ、パブロの3トップも不発に終わったが、松本戦ではその破壊力の一端を披露した。

 31分の1点目は、右サイドでカカウが起点となって中央のフォルランへ預け、フォルランがパブロとのワンツーで崩して決めたモノ。後半も1点をリードされた松本が前がかりに攻めに出たスキを突き、52分、丸橋が相手左サイドの裏へロングフィード。抜け出したパブロがGKとの1対1を冷静にループシュートで沈めてリードを広げた。

 横浜FC戦では全体の距離が遠く、3トップが孤立する課題も出たが、松本戦では長谷川や山口がエリア内まで侵入する場面も見られるなど、攻撃の厚みという点でも進歩が見られた。また、始動日から組織的なトレーニングを積み重ねてきた守備は、この試合も安定。今季は昨季後半のように前から激しいプレスを掛ける形ではなく、相手ボールになった際は一度セットし、相手が一定のゾーンに入って来た際に奪いに行く形も取り入れている。「試合展開に応じて、いつ、どのタイミングで守備をするのか。バリエーションは必要で試合の中の駆け引きの一つ。行く、行かない、の判断は選手にも自由が与えられて然るべき」。パウロ・アウトゥオリ監督はそう話し、練習から約束事の浸透は図っているが、実際の試合では選手たち自らが判断する裁量も与えられている。

 始動から約1カ月。チームのベースとなる守備の構築から始まり、前線3人の力を生かした攻撃の形作りへ。宮崎キャンプで練習試合を重ねるごとに、その精度は高まっている。もちろん、崩しの形など煮詰めていくべき部分は残されているが、アウトゥオリ監督の綿密なプランによって組み立てられたプログラムは、いまのところ順調に推移している。(小田 尚史)

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会