
MF 5 キム ナミル(京都)1977年3月14日生まれ 182cm/76kg 前所属:全北現代(韓国)
W杯3度出場の経験は伊達ではない
チーム始動から別メニュー調整が続いていたが、復帰後は3度のW杯出場経験を持つ元韓国代表ボランチという肩書きに恥じないプレーを見せている。派手なプレーや魅せる技術を披露するわけではないが、必要とされる場所にポジションを取り、攻守において質の高いプレーで中盤を機能させている。
チームメートの多くが口にしているのは、試合中の落ち着きだ。ボランチでコンビを組む原川も「攻撃でも守備でも局面で慌てないし、1対1にも強い」と語る。「バランスを取ってチームを落ち着かせるのが自分のポジションだ」(キム・ナミル)という言葉を見事に実践している。
キャンプ前の愛媛戦で6失点したチームが、キャンプではここまで5試合のうち、日本代表クラスがそろうFC東京戦(1●4)をのぞく4試合で主力組が完封勝利を収めているのは、彼の復帰と無関係ではない。また、「自分自身、パスの質がまだ高まっていない。そこがチャンスにつながる」と攻撃力アップにも余念がない。
今季から指揮を執る和田監督にとっても、最終ラインの山口とともにチームの軸となるポジションが安定しているのは心強い。世界を知る男は、中盤の底から京都を強くする。(雨堤 俊祐)
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若手に自ら話しかけているが、「ちょっと怖い感じが…」(某選手)。それを聞いて「そんなことないんだけど」と本人は苦笑い。