
FW ジェイ ボスロイド(磐田)1982年5月7日生まれ 190cm/89kg 前所属:ムアントン・ユナイテッド(タイ)
高まる期待。名波ジュビロの秘密兵器
今季、長年チームを支えてきたエース・前田(現・FC東京)がチームを離れた磐田。その後釜として期待されるのが元イングランド代表FWだ。
最大の武器は190cmの長身を生かしたプレー。SBの駒野は「リーチの長さは相手にとってイヤだと思う。ゴール前で時間を作ってくれる選手」と語る。最前線で打点の高いヘディング、体を張ったキープも見せる。「チームプレーに徹する」と語るとおり、7日のチーム合流からここまでの動きを見る限りでは、プレーに“傲慢さ”はなく、周囲も使えるタイプであることを印象付けている。
輝かしいキャリアを持つ32歳だ。イングランドの名門・アーセナルの下部組織出身。各年代のイングランド代表に名を連ね、10年にはA代表デビューも果たした。イングランドではカーディフやQPRなどのクラブを渡り歩き、03年〜05年にはペルージャ(イタリア)でもプレーした。
鹿児島キャンプ期間中の14日に行われた大学生との練習試合で、対外試合デビュー。名波監督は「周りの選手と連係を取れていて、ボールもよく触れていた」と評価した。ただし、この試合は、昨季終盤にスタートした“名波ジュビロ”において初の非公開。また、21日に行われた韓国クラブとの練習試合、さらに28日に予定されている名古屋との練習試合も非公開となる。理由はボスロイドを「開幕まで見せたくないから」(名波監督)。その配慮が期待の高さを物語る。
昨季はムアントン(タイ)でプレー。同国の昨季リーグ戦は昨年11月上旬で閉幕したため、ブランクはある。今季の開幕を万全の状態で迎えることは難しいが、年間を通じては活躍が期待できそうだ。18日に行われた必勝祈願では、絵馬に今季の個人目標を「20ゴール」と記した。「どんな形でもゴールを決めたい」と意気込む長身FW。J1昇格のラストピースとなるか。(南間 健治)
記者情報
好きなサッカー選手はレバンドフスキー(バイエルン・ミュンヘン)、ジエゴ・コスタ(チェルシー)、ファン・ペルシー(マンチェスターU)。