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[ACL]経験を生かせず。浦和、敵地で逆転負け/AFCチャンピオンズリーグ 水原三星×浦和

2015/2/27 17:09

浦和は、宇賀神(3番)らが追加点のチャンスを迎えたが決め切れなかった



水原三星2-1浦和

2年前と同じく再び苦しいスタートに

 大型補強を行い、ACLではグループステージ突破はもちろん、07年以来のアジア制覇を目標にし、シーズンをスタートさせた浦和。しかし、アジアの舞台はそう簡単ではなかった。

 前半から水原三星は浦和をよく研究していた。水原は守備時、ボランチのキム・ウンソンがディフェンスラインに下がって柏木をマークし、5バックを形成。ボールが中央にある際には5バックを浦和の前線5枚に当て、サイドにボールが動けば逆SBが絞ってシャドーにつき、CBが1枚余る形を取る。その状況に応じた対応により浦和は「特に固めてきていたので、進入がなかなかできなかった。ただ意外と絞っていなかったのでサイドも使えなかった」(那須)。加えて、決して前線からハイプレッシャーを掛けるわけではないが、水原の守備ゾーンに入った際のチェックがとても速かった。出し手と受け手をともに消された浦和は、ビルドアップの際に縦もサイドも使えないような状況に陥った。

 それでも前半ロスタイム、阿部がボールを素早く奪い返して縦に送ると、柏木からペナルティーエリア右に進入した森脇へボールが渡り、最後は森脇が冷静に相手をかわしてゴール。前半終了間際に先制すると、後半は水原が前に出てきたことでスペースが生まれ、縦パスでリズムを作る。しかし、それも長くは続かない。相手のクロスが槙野に当たってコースが変わる不運な失点を喫すると、チャンスは作りながらも決め切れず、水原のロングボールや早めのクロスにディフェンスラインが下がり、間延びした状況が続く。そして87分、FKから森脇がマークを外したレオに決められ、逆転を許した。

 勝利を目標としながらも、状況次第では勝ち点1でも取ることが重要だったアウェイであまりに痛い逆転負け。敵地で広州恒大に敗れた2年前と同じく、再び苦しいスタートとなってしまった。(菊地正典)

EG 番記者取材速報

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