
終了間際の決定機を決め切れず、頭を抱えるカイオ
FCソウル1-0鹿島
土居が「前から来ると思った」と振り返ったとおりFCソウルの入り方は予想外だった。自陣でブロックを築き、186cmの長身FWユン・ジョングに当てるというホームらしからぬ戦い方。おかげで鹿島は自由にボールを回し、10分あたりから立て続けにフリーでシュートするチャンスを迎える。しかし、柴崎のシュートはGKの正面を突き、遠藤のシュートはポストに阻まれ前半で先制点を奪うことができなかった。
後半立ち上がりから両SBを押し上げてきたFCソウルの攻撃を耐えると、展開がオープンになり、柴崎を起点として鹿島も攻めに出る。ところが66分、FKからキム・ジンギュに強烈なシュートを叩き込まれ先に失点。終了間際にカイオが決定機を迎えたが、キム・ヨンデの好セーブにあい、攻めながらも得点が奪えず2連敗を喫した。
ウェスタン・シドニー戦に引き続き「良い試合内容」(トニーニョ・セレーゾ監督)での敗戦。ラストパスの質や精度が改善されれば得点を奪えるようになるだろう。しかし、いま問われているのは、質が高まっていない状況でいかに点を取るのか。気になるのはゴールまでの道筋を逆算できている選手が柴崎以外にいないこと。問題は決定力不足ではない。(田中 滋)