横浜FCにとってはホームでの開幕戦。良い形で試合に入ったが、栃木の試合中のシステム変更で流れが変わった。アグレッシブな本来の姿を取り戻した栃木とともに、勝ち点1を分け合う結果となった。
この試合、栃木は前節で敷いた[4-2-3-1]ではなく、中盤の底に小野寺を置く[4-1-4-1]でスタート。しかし、その小野寺の横に空いたスペースをケアできず、序盤から横浜FCに押し込まれる。すると、25分過ぎに2シャドーの中美をボランチに下げ、システムを[4-2-3-1]に変更。これが功を奏したのか、ボールの奪いどころが明確になり、アグレッシブなサッカーをしかける兆しをつかむ。ただし、先制点を奪ったのは横浜FCだった。53分に一瞬のスキを突いてカウンターをしかけ、小野瀬がゴール。栃木の選手たちは「後半の立ち上がりを集中していこう」という阪倉監督の言葉で送り出されていたが、前半と同じ過ちを繰り返してしまった。それでも、直後の57分に今季初出場初先発となった杉本が左足で沈め、試合を振り出しに戻す。栃木はその後も攻勢を強めたが1点が遠く、1−1で試合を終えた。
栃木は試合終盤に獲得したPKを小野寺が外したように決定力の問題を抱えるが、中盤でボールを奪取してからのシンプルな速攻は迫力を感じさせた。序盤からアグレッシブに戦い、立ち上がりの悪さを改善できれば、勝利が見えてくる試合内容だった。(松尾 祐希)