Feature 特集

[ACL]鹿島、3連敗の若鹿。守り切れずに初勝利を逃す

2015/3/20 12:09

激しい点の取り合いの末に敗れた鹿島。これで公式戦5連敗となった



苦難が続く鹿島。互角以上の内容も、警戒していたセットプレーに泣く

 5万人弱の紅い波に気圧されたのか序盤の鹿島は及び腰だった。ラインを高く保てず中盤もコンパクトにならない。トップ下のリカルド・グラルを誰が捕まえるのか不明瞭だったこともあり、トニーニョ・セレーゾ監督も「15分、20分くらいは相手のテンポに合わせたリズムでサッカーをしてしまった」と振り返った。10分にFKからそのグラルに先制弾を許す。さらに17分に小笠原が負傷交代。立ち上がりは苦しい状況となった。

 しかし、徐々に落ち着きを取り戻すと広州恒大の穴が見えるようになる。左MFに入ったエウケソンが守備をしないため右SBの西はほぼフリーに。そして、西と遠藤が連係する右サイドは鹿島のストロングポイント。36分、二人のパス交換からクロスを上げると最後は高崎が押し込み同点に追い付く。52分にも右サイドから遠藤がカットインシュートを放ち、GKがはじいたところを土居が詰めて逆転に成功する。ハーフタイムには同点で拍手を送っていたスタジアムがさすがに静まり返った。

 ところが、鹿島はリードを守り切れない。わずか6分後にFKからあっさり失点すると、勢いに乗る相手に対して浮足立ってしまう。62分、ボールが落ち着かなく行き来する流れから、こぼれ球を拾ったグラルがドリブルシュート。曽ケ端が伸ばした手をすり抜け、右ポストに当たったボールはゴールイン。広州恒大が再びリードを奪う。精神的ダメージと肉弾戦で消耗したDF陣の動きが鈍くなるとロスタイムにも失点。その後、柴崎の得点で1点を返したがそこでタイムアップ。互角以上の内容を示しながら警戒していたセットプレーからの失点が響き、これで鹿島はACL3連敗となった。(田中 滋)

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会