2試合を終え、無得点で未勝利の徳島。内容以上に結果が求められる一戦で長谷川悠、木村、エステバン、藤原ら今季初先発の4選手が輝きを放った。
前半は岐阜の積極的なプレスや前線のコンビネーションに苦戦するも、後半に入り長谷川悠のボールの収まりの良さが徐々に徳島にリズムをもたらす。さらに藤原が起用されたことで最終ラインが落ち着いた。広瀬陸も高い位置での攻撃参加が増え、木村がバイタルエリアに入り込む回数も増え始める。試合が動いたのは82分、エステバンのクロスに走り込んだ木村が待望の先制点。シュートのうまさ以上に、木村がバイタルエリアに入り込める状況をチームとして増やせたことが得点につながった。その後は昨季から積み上げてきた粘り強い守備で1点のリードを守り切り今季初勝利。そして、リーグ戦としては約500日ぶりのホームでの勝利に、スタジアムは歓喜の渦に包まれた。
決して快勝とは呼べず、「(得点を増やすためには)最後のところに行くまでにちょっと時間がかかっている。もっとリズム良くボールを回していかないといけない」(長谷川悠)と課題も残る。しかし、「昨季(リーグ戦では)ホームで勝てていなかったので、本当に勝てて良かった」(小林監督)と、成功体験から遠ざかっていただけに、まずはキッカケとなる大きな一歩を踏み出したと言えるだろう。(柏原 敏)