今季初のバトル・オブ・九州は、最後まで攻撃の手を緩めなかった長崎が2-0で勝利した。
立ち上がりから、長崎は相手陣内に攻め込んだ。それに対して北九州がしっかりとゾーンを敷いて守るという構図が続く。長崎としては前節の札幌戦と同じく引いて守ってカウンターをしかけるチームとの試合となったが、この日は長崎の積極性が光った。6分に黒木がファーストシュートを放つと、すぐさまボランチの相棒の花井もパスをつなぎながらスペースができたスキを突いてミドルを打つ。その流れのままイ・ヨンジェ、花井という二人にゴールが生まれた。
この試合での大きな収穫は「選手間の連係」(高木監督)。キャンプから継続して取り組んできた、ダイレクトのパスを使いながら相手を崩す形が板についてきた。サイドからの攻撃に加え、早くも今季の大きな武器の一つになりつつある。守っても刀根を中心にリスク管理をしながら無失点で抑えることに成功。ハーフタイムに高木監督が「2点目を取りに行こう」と指示したとおり、積極的な姿勢を90分間チームで共有し、結果にもつなげた。長崎らしい攻守にアグレッシブな姿勢はスタジアムを大いに沸かせ、ほぼ完璧に近い勝利をホームで挙げた。長崎がホームゲームで勝利を挙げたのは、昨年9月以来のことだった。これで勝ち点を6に伸ばし、第3節を終えて5位につけている。(植木 修平)