■アビスパ福岡
井原監督の力量が問われる一戦
J2で唯一の開幕3連敗。井原監督はシーズンを7クールに分け、6試合で勝ち点11獲得を昇格への条件としていたが、最短でその目論見は崩れた。選手たちは数字を意識していたため、目標の未達成が確定したことで生じるメンタルストレスを指揮官がどう取り除くのかは大きなポイントだろう。また、最終ラインを高く設定しながら、プレスに行くポイントをぼかしているという現戦術最大の問題点は依然としてそのまま。新人という冠は関係ない。井原監督にとっては監督としての力量が問われる試合となる。(杉山 文宣)
■ロアッソ熊本
判断の共有がカギ。連勝なるか
前節・愛媛戦の今季初勝利(1◯0)でここまで3戦負けなしの熊本。連勝を飾り良い流れを維持したいところだが、現時点で福岡は3連敗中、さらに昨季の開幕戦と最終節で熊本に苦杯を舐めたこともあり、この一戦に懸ける思いは強いはず。熊本としては逆にそれを利用したい。相手が出てくれば必ずどこかにスペースが生まれ、切り替えの段階ではバランスが崩れている。セカンドボール争いで優位に立った上で、タイミングを逃さずそのスキを突く判断を共有することが、主導権を握るカギとなるだろう。(井芹 貴志)