Match 試合速報

試合一覧

JリーグYBCルヴァンカップ 第2節
3/28(土) 14:00 @ ニッパツ

横浜FM
2
0 前半 0
2 後半 0
試合終了
0
清水

Report マッチレポート

言うことなしの後半。横浜FMが見せた地力の差

2015/3/30 14:11

■完封勝利で上昇気流に乗り始めたトリコロール
 スコアレスで迎えたハーフタイムに、エリク・モンバエルツ監督の怒号がロッカールームに響いた。「サッカーをしていない!」
 選手たちは、フランス人指揮官が声を荒げる場面を初めて目にした。低調過ぎる45分間を終えて、後半に向けて気持ちを切り替えるためのアクションだった。もっともモンバエルツ監督は試合後の記者会見で「あまり大声を出しても良くない。選手はロボットではないので悪いときもある。だから選手に寄り添うことも必要」と掌握術を明かしている。ただし、少なくともこの日は喝を入れる必要があった。
 後半に入り、横浜FMは前半と見違える動きで清水を圧倒していく。球際で激しく戦い、セカンドボールへの出足が一歩速くなり、攻撃への切り替えも迅速になる。すると攻撃にダイナミズムが生まれた。先制点の場面は相手DFのオウンゴールというラッキーな形だったが、時計の針を巻き戻すと相手陣内にいた下平がファウルギリギリの激しいチャージでボールを奪ったことが起点になっている。さらにアデミウソンを経由してからの下平のグラウンダークロスに対してニアに三門、中央に伊藤、ファーに兵藤、さらにマイナスボールを受けられる位置には齋藤がいた。殊勲の下平は「あれだけ枚数がいれば、何かが起こるでしょ」と“してやったり”の表情だ。
 ファビオが挙げた追加点は得意のセットプレーからのこぼれ球で、後半だけを切り取れば完勝である。相手GKが退場して10人となり、トドメの3点目を決められなかったことが唯一の課題なのだから、ゲームコントロールもほぼ言うことなしだ。 前半こそ課題の多い内容だったが、そんな展開でも持ち前の守備力を発揮して切り抜けるあたりはチームとしての地力の高さだろう。体を張って無失点に貢献した中澤は「今日は全体的に出来が悪かった」と指摘しつつも、表情には充実感があふれた。内容が悪くても、チームとして修正し、最後に勝ち点3をもぎ取る。横浜FMが少しずつ気流に乗り始めた。(藤井 雅彦)

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会