大分のプランを崩し、忍耐勝ちを収めた磐田
雨の中での一戦は攻撃の磐田、守備の大分という構図となった。
プランどおりの展開に持ち込んだのは大分。前節・群馬戦(1△1)から先発5名を入れ替え、布陣もダブルボランチからアンカータイプへチェンジ。田坂監督は「磐田の技術と個の力の高さを考えれば、どちらかと言えばカウンター狙い。ハマっていた」と語る。磐田にボールを持たれる時間が長くなり、多くのクロスを入れられたが、堅い守備ブロックでことごとく弾き返した。指揮官の「『危ない』とほぼ感じなかった」という言葉は強がりではない。攻撃面でも“狙い”は出せた。42分、自陣からカウンターを発動。磐田のCKをクリアすると、西がドリブルで一気に敵陣へ切り込み、風間のゴールを演出した。
一方、磐田にとっては前節・讃岐戦(0●1)と似た、忍耐を要する展開に。大分の守備に最後まで手を焼いたが、要所で高い技術を見せ、ゴールに結び付けた。先制点は36分。駒野のCKを一度は武田にパンチングされたものの、このこぼれ球を宮崎がミドルレンジから左足でループ。「狙ってはいたけど、あそこまでうまくいくとは」という芸術的な一撃で均衡を破った。そして同点で迎えた87分には、相手ゴール前で獲得したFKを小林が直接叩き込み、勝ち越しに成功。試合終了間際、大分のエヴァンドロにあわやという場面を作られたが、カミンスキーの好守でしのぎ切り、3連戦の初戦を白星で飾った。(南間 健治)