2ステージ制復活の影響は
J1リーグのあらゆるものをランキングにして楽しむコーナー。
今季、最大のトピックは11年ぶりの2ステージ制復活だろう。タイトルを争う期間が短くなったことからスタートダッシュの重要性が増し、より白熱した戦いが期待された。しかし、データを分析してみても、ここまでピッチ内ではそこまで大きな変化は見られない。むしろ得点やシュート数などは昨季よりも減っている。この部分に関してはもう少し時間が経ってから検証したいところだ。
ただ、ピッチ外ではすでに影響が出始めている。ここまでの1試合平均観客数は19,638人。昨季の第3節終了時点よりも、2,200人以上増えており、ここ5年間で最高の数字だ。集客力のある松本が昇格してきたこともあるが、ここまで1万人以上入らなかったのは平日に行われた1st第2節・柏vs仙台だけ。全体的に観客数が増えていることからも2ステージ制になり、Jリーグがどう変わろうとしているのか、興味を抱いている人が多いということだろう。
また選手に目を向けると首位に立つ広島のミキッチが充実したプレーを見せている。昨季はけがに苦しみ、なかなかピッチに立つことができなかったが、今季はここまで全試合にフル出場。ドリブル回数ランキングでも、クロス回数ランキングでもトップに立っている。
走行距離No.1 湘南
ノー・タイム・フットボール
チーム別の走行距離でトップに立ったのは“ノー・タイム・フットボール”を掲げる湘南。1st第2節・鹿島戦ではここまでのリーグ最高127.71kmを記録した。1試合平均118.8kmという数字は、昨年のブラジルW杯(決勝トーナメントは延長戦があるため、グループステージのみ)に当てはめると全体で2位の数字。気候や環境などが違うため、単純には比較できないが、素晴らしい数字であることは間違いない。首位の2チーム(広島、浦和)は意外にも走行距離が少ないという結果に。“走る”というイメージの鳥栖も16位とそこまで運動量は多くなかった。
観客数No.1 浦和
浦和、4万人を越えるも…
ここまで最も多くの観客が入ったのは1st第2節・浦和vs山形。この試合は浦和のホーム開幕戦(リーグ戦)であり、山形のゴールマウスを守るのが元浦和のGK山岸という話題もあった。ただ、浦和のホーム開幕戦は一昨季(第2節・名古屋戦)が52,293人、昨季(第2節・鳥栖戦)が42,850人と減少傾向にあり、浦和にとっては諸手を挙げて喜べる数字ではないだろう。
また3位の1st第1節・名古屋vs松本には初のJ1挑戦となる松本のサポーターが多く駆け付け、豊田スタジアムを緑に染めた。
神戸はここまですべての試合で2万人を越えており、トップ10にすべての試合がランクイン。ただ、皮肉にもピッチ内では最下位と低迷している。
インターセプト王 田口泰士
インターセプト界に異変
田口、チョン・ウヨンといった昨季トップ10に入ったメンバーがランクインする中、新潟のレオ・シルバやFC東京の米本といった本命が出遅れている。特に2年連続でインターセプト王に輝いた鳥栖の丹羽は1st第3節終了時点でインターセプト2回と持ち味を出し切れていない。昨季、36回のインターセプトを見せた守備職人がこのまま終わるとは思えないが…。
トラップ失敗王 武藤嘉紀
1位はまさかの日本代表
一つぐらい趣を変えようしたところ、思わぬ大物がかかった。トラップ失敗数でトップに立ったのは日本代表FW武藤嘉紀。1st第3節時点で26回のトラップミスをしており、1試合で9回近くトラップに失敗していることになる。ただ、FWはほかのポジションに比べプレッシャーがきつくトラップミスしやすいポジションでもある。プレッシャーに怯まず果敢にしかけているという見方もできる。