スコアこそ0-1だが、群馬は完全な力負けだった。雨のピッチと中2日の連戦。過酷な状況下で連勝を狙ったが、長崎のシンプルな攻撃に牙を抜かれた。
イ・ヨンジェ、佐藤をターゲットにクロスを放り込んでくる長崎に対して、群馬はディフェンスラインが著しく後退してしまった。攻撃でもキーマンである左右MFの江坂、吉濱が長崎のハードマークに苦しみ、打開策を見いだすことができない。
56分、群馬は守備のミスからボールを奪われると、イ・ヨンジに低弾道ミドルシュートを決められて先制点を献上してしまう。
ビハインドとなった群馬は捨て身の攻撃をしかけていったが、戦術、システムともに統一性を欠いてしまい、チームは空中分解。長崎の拙攻にも助けられて追加点こそ許さなかったものの、大敗となってもおかしくない流れだった。
勝利を挙げた長崎の高木監督は「長距離移動のアウェイ戦で中2日のゲーム。いろいろな見方ができるが、この状況では大きな勝ち点3となった。同点に追い付かれていたかもしれないし、追加点を取れていたかもしれないが、われわれのポイントは勝ち点3を取ることだったので満足している」と試合を振り返った。一方の群馬は、敗戦という結果よりも、第5節を終えてチームの“形”がまだ見えないことを深刻に受け止めなければいけない。(藺藤 心)