
48651人が詰めかけたアウェイの前節・広州恒大戦。今度は赤く染まった、満員のカシマスタジアムを見せ付けたい
直近の結果は対称的な両者。鹿島は勝てばグループリーグ突破に光明も
3日の明治安田J1で今季初勝利(鳥栖戦/3◯1)を挙げ、勝利の味を思い出した鹿島に追い風が吹いている。しかし、相手は強敵・広州恒大。この1戦に敗れればACL制覇の夢はついえる。ここまで3戦全敗の鹿島は、残り3戦をすべて勝つしかないが、グループHは広州恒大が独走中。ここで鹿島が勝てば2位以下を混戦に持ち込むことも可能だ。追い込まれた状況だが、可能性は十分に残されている。そう言えるのはアウェイの前節・広州恒大戦が悪くない内容だったからだ。小笠原が負傷交代するアクシデントにも動じず、前半途中からペースを握り返すと、後半早々に逆転に成功。その瞬間48,651人が集った広州天河体育中心体育場は静まり返った。
相手は守備の貢献度が低いエウケソンを左MFに入れたため、右SBの西は常にフリーで攻撃参加できていた。今回もけがの癒えた遠藤とのコンビでサイドを制圧したい。ファビオ・カンナバーロ監督は、1トップのガオ・リンとエウケソンのポジションを入れ替えてくるかもしれないが、そこまで変化はないだろう。前回対戦後、広州恒大は国内リーグで1分1敗と調子を落としているのも鹿島には好材料だ。
ただ、気を付けるべきはやはりセットプレーだ。前回はリカルド・グラルに金崎がマッチアップしていたが、打点の高いグラルにはマークの見直しが必要かもしれない。
トニーニョ・セレーゾ監督は鳥栖戦後「火曜にはこのスタジアムが満員になっている絵しか浮かばない。サポーターには選手を後押ししてほしい」と呼びかけた。守備の哲学が薄い広州恒大戦は撃ち合い必至。鳥栖戦に引き続き、1点取ったあとのビッグチャンスで畳みかけることができれば勝利は近い。