
浦和は選手、監督、そしてサポーターが一丸となって、難敵・北京国安を迎え撃つ
「勝ち点3以外は許されない試合」(武藤)
「世界に見せ付けろ。俺達の誇り」。1-0で勝利した4日の松本戦後、『We are DIAMONDS』を歌ってピッチから引き上げる選手たちをサポーターは『赤き血のイレブン』で見送った。そこにはさまざまな意味が込められているのだろうが、その一つは「次こそはアジアで」という思いであったに違いない。北京国安戦はまさに自らの力を見せ付けるべき試合だ。
3戦全敗。Jリーグでは常に首位を走り、前節の松本戦(1○0)の勝利で単独首位になったのとは対照的に、2年ぶりの挑戦となるACLでは苦しい戦いが続いている。ただ、幸いにして前節、ブリスベンvs水原三星がドローに終わり、両チームとの差は『4』にとどまった。今節、浦和が北京国安に勝利し、水原vsブリスベンが再びドローに終われば、その勝ち点差は『2』に縮まる。他力本願に変わりはないものの、可能性は十分に残る。しかし、この試合に敗れ、水原vsブリスベンに勝敗がつけばその時点で浦和の挑戦は2試合を残して幕を下ろすことになる。「勝ち点3以外は許されない試合」(武藤)だ。
チームは北京国安戦2日前の6日、松本戦の2日後でもあることから、先発出場した選手はクールダウンで疲労回復に務めた(宇賀神はクールダウン組とも別メニュー)。一方、その他のメンバーは攻撃パターンを確認。3人組でのパス&シュートのあと、後方でパスをつなぎながらサイドの裏を狙う形を繰り返した。4日に全体練習に合流しながら再び負傷してしまった興梠はこの日も別メニュー調整で欠場が濃厚。興梠不在のFWは人数の都合もあるだろうが、攻撃パターンの確認時には常に二人組となっており、ブリスベン戦に続いて2トップという可能性もゼロではないだろう。いずれにせよ連戦であり、勝つしかない試合は総力戦だ。
「上に行くチャンスが1%でもあるなら目指さないといけない」(槙野)。可能性を残すだけではなくより広げるため、そしてアジアに自らの力を見せ付けるため、勝つしかない。