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J2リーグ 第7節
4/11(土) 15:00 @ フクアリ

千葉
2
0 前半 0
2 後半 0
試合終了
0
大宮

Preview 試合プレビュー

かつて赤をまとった親友同士。異国の地での相克

2015/4/10 14:03

■ジェフユナイテッド千葉
サボる選手はいない。千葉は全員で守り、切り替えで相手を圧倒する
 開幕から4勝2分の無敗で2位に付ける千葉。それを支えるのは、主将・パウリーニョが「みんなチームのために走る気持ちでいる」と語る全員の守備意識の高さにある。守備でサボる選手はいない。そして切り替えが非常に速い。ボールを奪われた瞬間にすぐさま守備へと切り替え、FWとサイドハーフ、サイドハーフとボランチ、あるいはプレスバックしたFWとボランチで挟み込んで奪い返し、そこからのショートカウンターが武器となっている。パウリーニョと佐藤勇の豊富な運動量と、ボール奪取能力を前面に押し出した中盤の守備の強度は、J2屈指だと言える。ここまで6試合中完封勝利は『4』。千葉から複数得点を奪ったのはC大阪のみであり、千葉を完封できたたチームはまだない。
 大宮の印象について千葉の選手たちは、「クオリティーの高い選手がそろっている」(パウリーニョ)、「能力の高い選手がいる」(中村)と、それぞれの表現で選手のレベルの高さを上げた。特に「前線にタレントがいる」(大岩)と、その警戒はけがから復帰したムルジャに集中する。前線の個の力を抑えられず4失点を喫した第5節・C大阪戦の反省を生かし、「ミスをしたらやられる。集中して臨みたい」(大岩)。さらに「家長さんが戻って来たら厄介」(中村)。家長のベンチ入りは確実で、左のドリブラー泉澤とともに、いかに彼らを抑えられるかが千葉のポイントになる。
 しかし現在の千葉であれば、切り替えで攻守に圧倒し、その強力なタレントたちを前線で孤立させられるだけの力はある。「われわれにもクオリティーの高い選手がそろっている。相手を恐れることなく、セレッソ戦のように相手陣内でプレッシャーを掛け、ボールを奪って攻撃をしかけていけば、必ず互角以上の戦いができる」と、パウリーニョは闘志をみなぎらせる。
 昇格を争うライバルを相手に、“闘う千葉”がその真価を見せる時がきた。(芥川 和久)

■大宮アルディージャ
大宮が取り組む中央突破。自らの長所を出して相手を攻略する
 冷静に現時点でのチームの完成度を見れば、千葉に分があることは否定できないだろう。ほぼ固定メンバーで役割の整理されている千葉に対し、大宮はチームとしてのプレーイメージの枠の中で選手を入れ替えながら、試合ごとに生まれた課題を修正して完成に近付ける段階にある。
 とはいえ、J2優勝を掲げる以上、大宮は「難しい相手からこそ勝ち点3を取らないといけない」(カルリーニョス)。チームとしての戦い方は継続しつつ、勝機を見いだしていくことになる。そして現在の大宮が取り組んでいる戦い方は、図らずもそのまま千葉攻略の糸口になるかもしれない。
 大宮が今季取り組むことの一つに中央突破の増加が挙げられる。今節、安易に中央にボールをつければ、千葉の中盤に君臨するパウリーニョの餌食になるだろう。渋谷監督は「パウリーニョの守備網にかかって相手のリズムにならないようにしたい」とする一方で、「相手の強いプレッシャーをうまく利用していく」と語る。これまで千葉と対戦したチームと同様、パウリーニョを引き出してスペースを突き、ストロングポイントを逆手に取ることで優位性を確保する狙いは持っている。横谷、大山、渡邉、あるいは出場すれば家長といった選手たちは相手のDFとMFのギャップを利用する術に長けており、彼らを生かす戦いを突き詰めれば、自ずと千葉に対して有効な攻撃が生まれるとも考えられる。
 好調を維持する右SB渡部が高い位置を取って攻撃に参加する右サイドも、試合の趨勢を左右するはずだ。対面する千葉の左サイドは、中村と谷澤というJ2でも屈指の技術と連係を誇るタッグ。ここで攻守において先手を打てれば、チームとして主導権を握ることにもつながる。
 自らの長所を出すことで、相手の長所を封じる。それができれば、勝機は十分にある。(片村 光博)

EG 番記者取材速報

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