Match 試合速報

試合一覧

J1リーグ 第5節
4/12(日) 13:00 @ サンアル

松本
1
0 前半 1
1 後半 2
試合終了
3

Column 試合後コラム

[柏]慌てず、組み立て直す。暗雲を振り払った試合運び

2015/4/13 15:04

 急がば回れの発想から生まれた3ゴールだった。柏にとってこの一戦は8日のACL第4節、アウェイでの山東魯能戦(4△4)から中3日の日程。相手の松本はタフで、しかも休養十分だ。もう一つの懸念は柏が見せていた後半の脆さだ。チームはJ1第3節・新潟戦(2●3)から、公式戦3試合連続で後半に複数失点を喫し、リードを守り切れない悔しい展開を味わっている。しかし、この松本戦でチームはようやく苦境から抜け出す出口を見付けた。

 工藤は「相手の陣地で組み立て直す冷静な判断が、チーム全体としてできた」と、試合の収穫を口にする。引き込んで守ってからのカウンターを得意とする松本に対して、強引な攻めは相手の強みを引き出すスキとなりかねない。だからこそ柏はボールを深い位置から運んでも、そこから手数をかけた。

 大谷は自らの先制ヘッドについて「サイドを変えながら、相手を揺さぶることができた」と振り返る。柏は無理矢理の中央突破やクロス、ミドルシュートを避け、相手のズレができるのを焦れずに待った。奪われたあとのことも考え、布陣のバランスを崩さずにボールを動かし、相手の足を使わせた。もちろんスペースを空ける動き、クロスの質などといったプラスαも大きな要素だ。とはいえ柏の“ジャブ”が、3度のノックダウンを演出した遠因であることは間違いない。

 もちろん遅攻だけが、試合を落ち着かせた決め手ではない。クリスティアーノを生かしたシンプルな速攻も特に後半は効いていた。松本は相手の速攻に対してほぼ全員が帰陣する。柏は相手が引いたところを見計らって、ボールを横や後ろに下げ、サイドを変える。そのような嫌らしい時間の使い方で、流れを落ち着かせていた。

 チームは4日横浜FM戦、8日山東魯能戦、そして今節と中3日の連戦が続いていた。しかも後半のオープンな展開で複数失点を喫している。太陽王はオープンな展開でも無理をせず、ボールを確実に動かす試合運びで、分厚い暗雲を振り払った。(大島 和人)

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会