序盤の新潟は凄まじかった。攻守にわたりチーム全体が連動し神戸を圧倒した。その急先鋒となったのがラファエル・シルバだ。キックオフ直後から再三にわたり裏へと走り込むと、10分に小林のミドルパスを最終ライン裏で受けてバイタルエリアを独走。4戦連続弾を叩き込んで、新潟が先制に成功した。
しかし、そこからが雑だった。15分、CKからオウンゴールを献上。42分には山本が相手のミスに乗じて豪快なボレーを突き刺し2-1で折り返したものの、チームに漂うイヤなムードは収束しなかった。
後半、北本を入れて守備を再構築した神戸に対して新潟は攻め手を失った。60分、マルキーニョスの動きでCBが引き出されると、空いたスペースをカバーできず、高橋峻に同点弾を許す。65分にはレオ・シルバが負傷交代。主軸が消えた新潟は、勢いに乗る神戸のカウンターをもろに受けて防戦一方。ネルシーニョ監督の的確な交代策にハマり、逆転されてもおかしくない状況を何とか耐えてゲームを終えた。
「残念な勝ち点1」、「ミスからの失点」、「追加点を決めなければ」。柳下監督のぼやきが繰り返されるようでは、目標の下方修正をしなければいけない。(藺藤 心)