今季ここまで5試合で複数失点を喫している徳島。今節・京都戦は守備意識を高めて試合に入った。「京都はポゼッション率が高く、縦パスが入る」(小林監督)ため、今季初の[4-1-4-1]を採用。斉藤をアンカーに置き、縦パスのコースを切ることと、パスの出どころをつぶすことを意識した。前半、ボールサイドの守備はうまくいったが、逆サイドのスペースを京都に使われる場面が散見。そこで「逆サイドの守備はエステバンか木村が締める」と小林監督はハーフタイムに修正し、京都に決定機を作らせなかった。
攻撃面では、前半から今季2度目の先発となったルーキー・佐々木陽が縦への推進力を見せ、ガムシャラなプレーでリズムを作る。連係が乱れ、テンポ良くとまではいかなかったが、長谷川悠や木村が常にスペースに顔を出しつつ、じれずに何度も攻撃を組み立てた。試合が動いたのは72分、途中出場の廣瀬が前を向いてしかけてきた姿勢が実を結んだ。右サイドを突破した廣瀬が、走り込んだ長谷川悠へクロスを送ると、京都のオウンゴールを誘発。その後はリードを守るべく、長谷川悠が最後まで前線からプレスを掛け続け、終盤は福元を投入して守備を固めた。チーム全員で戦い抜いた徳島が、今季2勝目を手にした。(柏原 敏)