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[ACL]柏、E組頂上決戦。技の柏vs力の全北現代

2015/4/22 14:47

ここまで3得点で得点ランク3位タイの工藤。レアンドロの欠場で1トップ起用が濃厚だ



奇策はもう使わない。前回対戦からの上積みを示し、勝ってグループ突破へ


 柏はグループE突破に向けて、残り2試合で1勝すればいい。全北現代に引き分けても、有利な状況は動かない。とはいえホームでの歓喜を望まない選手、サポーターなど誰一人としていないだろう。相手の全北現代は今大会の優勝候補。そのスタイルは「攻撃も守備も常に前へ前へとプレッシャーを掛けて、力でねじ伏せる」(工藤)モノだ。リーグ戦の無敗記録を史上最長の『22』に伸ばしたばかりで、個のクオリティーも今大会の最高レベルにある。DFキム・ギヒ、MFイ・ジェスンは直近の韓国代表。イ・ジェスンは3月の国際親善試合ニュージーランド戦で決勝ゴールも挙げている。加えて前線に韓国代表で99キャップのイ・ドングク、ドイツや日本でのプレー経験があるエドゥーがいる。第4節のビン・ズオン戦(1△1)は、メンバーを落として引き分けたが、ACLも無敗でE組の首位を走っている。

 柏は2月24日の第1節(0△0)でも、全北と対戦している。CBを1枚増やし、押し込まれる展開を見越した戦いで、勝ち点1をもぎ取った。しかしあの戦いは柏のチーム作りの過程における寄り道で、おそらく一度限りの奇策。再戦ではこの2カ月間の上積み、成長を示すだけの内容を見せたい。

 相手のパワーに後手に回り、セカンドボールを取れず、押し込まれる展開を繰り返したくない。茨田は「引き気味になったら逆に相手の思うつぼ。どこまで我慢してラインを高く保てるかが大事で、それには前のプレスも大事」と11人が一体となった守備の狙いを口にする。 攻撃では食い付いた相手をいなして、そのパワーを逆手に取りたい。茨田は「(プレスの)一発目をうまくはがすことができれば、自分たちの時間になる」と圧力の中にもスキを見出している。

 全北現代の力を、柏が技で上回る―。それがサポーターに歓喜をプレゼントし、選手が世界に打って出るための自信を手に入れる条件となるだろう。(大島 和人)

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